三楽の仕事日記
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2009年08月20日(木) |
情報モラル模擬授業2本提案 |
今日の午後は丹葉地区小中学校情報教育担当者研修会へ。主催者からは、情報モラルの模擬授業をやってほしいとの依頼。そうならばと、アンテナを高くして情報収集したり、ちょっとした時間に教材を考えてみたりの1ヶ月を過ごした。3日ほど前の仕事日記に、「ようやくトンネルを抜けた感じ」と書いたが、もちろん授業に自信が生まれたわけではない。不安はあるが、それよりも新ネタを試してみたいという気持ちの方が優ったということだ。
会場に入って、教室風に机を整えてもらって、今日の講義&模擬授業の最終準備。
まずは20分間ほどで「情報モラル教育」の概要について話す。判断力と態度を育てる情報モラルをテーマとした道徳授業の実践を提案する。
つづいてその具体案としての模擬授業を2つ。1つ目は「春野家ケータイ物語」を教材にして、僕のオリジナル授業。いわゆる新ネタ。流れは以下の通り。 (1)「春野家ケータイ物語第5話」を途中まで視聴する。 (2)主人公の夏樹はどんな行動をとったのか発表する。 (3)どんな気持ちで行動したのか想像して発表する。 (4)どんなこと(結果)が起こるのか想像して発表する。 (5)「春野家ケータイ物語」の続きを見て結果を知る。 (6)どんな行動がまずかったのかを考える。 (7)どんな気持ちがまずかったのかを考える。 先生方対象の授業においても「(6)どんな行動がまずかったのか」で意見が分かれた。「新ネタ、なかなかいいじゃないか!」と自己満足。
2つ目は「取り得る行動の検討」を通して各自の判断の違いを鮮明にして話し合いをする道徳授業。流れは以下の通り。 (1)チェーンメールを紹介。 (2)このチェーンメールをもらい、人はどんな行動をするだろうか自由に想像する。 (3)出された行動について、自己判断をする。(○、×) (4)判断が分かれた行動について、話し合う。 (5)学んだことをロールプレイで実際に行ってみる。(チェーンメールを送ろうとした人を説得する)
こちらは予想した通りの展開。
休憩後、質問を受ける。いくつか質問が出されたので、自分の提案について補足が出来た。最後にこちらから参加者へ質問。
「講師に気を遣う必要はまったくありませんので、素直に今の気持ちで答えてください。模擬授業1なら自分もやってみたいという方は?」 ほぼ全員が挙手。 「模擬授業2は?」 85%程度の方が挙手。僕としては、とても有り難い反応。模擬授業とはいえ、やっぱり授業は楽しい。少なくとも課室で座っているより、ずっといい。
この夏もいろいろなところでお話をさせていただいた。機会を与えていただいた皆さん、そして熱心に聞いていただける皆さんのおかげで、なんとか役目を果たすことができた。
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