三楽の仕事日記
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2009年08月08日(土) |
学校広報研究会セミナー2009 |
今日は「学校広報研究会セミナー2009」に登壇のため東京へ。今回のテーマは「管理職のための学校ホームページ戦略〜学校のお荷物を切り札に〜」。
基調提案は国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの豊福先生。特に学校広報について自転車を例にした定義はよく分かる。 「学校評価」と「学校広報」は自転車の両輪。自転車のフレームは「学校経営組織マネジメント」である。
つまり、適切な学校評価を実施しようとするためには、適切な学校広報がなくてはいけないということだ。当然、評価も広報も意図的に組織的に行わなくてはいけない。このことは次の豊福先生の言葉に集約される。
従来は個別(配布物、ホームページ、掲示物など)に対応していた広報手段を、学校経営方針に照らして統合的に扱うべきた。
講演1は新潟市立亀田東小学校の鷲尾先生。ここのホームページをご覧いただければお分かりのように、凄い情報発信量だ。このことで学校全体があらゆる面で向上したことはよく分かった。悩みは一つ。Webオーサリングツールとブログ・システムを用いて作成している部分が混在し、ますます運用担当者に負担がかかってきているとのことだ。こうした悩みを解決するには、やはり管理職の考え方一つだ。いつまで担当者に頼り続けるのか、これに尽きる。
講演2では、僕が「ホームページによる学校の見える化で、学校・家庭・地域はどう変化したか」という演題で40分間話す。主に校長としてどう考え、何を発信したかを示しながら、逆に何を発信しなければ学校経営(学校評価も含む)に生かせないのかを提案したつもり。
講演3では、広尾学園の金子暁先生が「私立中高の広報とホームページの未来」と題して講演。金子先生は広尾学園の前身・順心女子学園の時に、光ヶ丘中へ訪問された方。ブログ形式のホームページにとても関心をもっていただき、さっそく学園のホームページに採り入れられた。まずはその経緯を発表。そのころは経営的にとても苦しい状態だったとのこと。学校を建て直すための武器の一つをホームページとし、精力的に取り組まれた結果、今や受験生もかつての3倍。塾が発表する偏差値は20ポイントも上昇。ホームページアクセス数も3倍以上になっているとのこと。最後に「我が校は私立の最高峰をめざします。そのためにホームページも私立の最高峰をめざします。9月1日にはさらにリニューアルします」と宣言された。
そして最後はパネルディスカッション。学校ホームページがお荷物になっている原因と切り札にするための方法について意見交換を行った。
なお、今回は「公開録画形式」で行われたので、このセミナーの様子はプロにより編集されDVDとして販売されるとのこと。皆様、ぜひお楽しみに。
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