三楽の仕事日記
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「子どもの学力 教師の学力」(板倉聖宣著、仮説社)を読む。板倉さんの本に触れるたびに思うことは、授業研究のあり方についてだ。「授業科学の基礎学力」と題した講演記録の中に次の記述があった。
私のように「教育に全力を投球するような人生」を選んだ人間にとっては切実なことです。物理学者とか自然科学の学者は、業界全体がそうなっているから、追試出来ないとみんな怒ります。だから、「対象に対して問いかけるのが実験だ」とか、「追試ができないことはウソだ」「法則というのは<のみ>なのだ」といったことは、肩肘張って主張する必要がないのです。ところが、教育の世界では肩肘張って主張しなければならないのです。そのために、「認識のあり方」ということを、特に意識するようにもなりました。
「研究である以上、追試できること、再現性があることを提案せよ」というのが板倉さんの主張だ。もっともなことで、向山洋一さんが広げられた法則化も同様の考え方に基づくものだ。
11月末に行った二つの数学授業について、MLで今も投稿があるのはうれしいことで、二人の教師が提案していただいた授業とその前後の話し合いを通して、だれにでも納得していただける普遍的な事柄をMLに投稿してみたいと思いながら、時間ばかりが過ぎているのを申し訳なく思っている。愛教大の飯島さんや学生さんから提供された貴重な資料をなんとか生かしたい。「経験は意図的に積んで、整理しなければならない」と野口さんに言われそうだ。
こまきみらい塾「落語に親しむ」のテキスト作成。第2講、第3講の内容をほぼ決めて、テキスト化。小牧落語を聴く会の世話人に送付。今度はプレゼンづくり。
2007年12月29日(土) 次世代リーダー養成塾の講義録を読む 2006年12月29日(金) 議員から「いいとこ見つけ」が届く 2005年12月29日(木) 桃花台百話 今昔写真集デジタル化 2004年12月29日(水) マイタウンマップ作品づくり 2003年12月29日(月) 小牧市役所のお仕事?
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