三楽の仕事日記
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2008年11月22日(土) |
全日本教育工学研究協議会全国大会・三重大会 |
6時30分に車で家を出て、津市へ向かう。東名阪自然渋滞10kmの表示にびっくりしたが、無事、8時30分に会場の三重県総合文化センターへ到着。
受付を済ませて、座長を仰せつかった分科会会場へ。もう一人の座長の村川先生と簡単な打ち合わせ。僕の担当分を決めて分科会開始。
分科会では7つの発表があったが、どれもよく積み上げられたものだったが、特に「学級経営力量向上のための校内研修ワークショップの試行 小学校現職教員の実践から抽出されるコンピテンシーに着目して」が秀逸だった。学級経営力がある教師がどのようなことに留意しているかを分析し、それを整理しただけでなく、それを使っての校内研修まで提案されている点が素晴らしい。ベテランも自己分析表を見て、自らの強みを知るだろうし、若手へ話をするときも、シャープな話ができるものと思われる。学級経営に苦しんでいる教師にとっては、次の具体的行動がつかみやすい研修提案で、さらに実践を重ねられることを期待したい発表だった。
最後のシンポジウムのテーマは、「わかって楽しい授業づくりをめざして」。コーディネート役の堀田先生がシンポジウムに際して書かれた以下の提言には納得。
ICT活用の研究は、テクノロジーの効果研究として行われることが多いが、ICT活用の日常化、それによる教師の授業技術の向上という観点で考えれば、授業中の教師の認知過程研究として見直す段階に来ていると考える。 優れた教師のICT活用を見る時、その流れの無駄の無さにため息が出る。このような授業を見れば見るほど、「ICTの効果」というようりも、「ICTを自己の授業技術に取り入れた教師の授業技術の向上による効果」と言うべきだと痛感する。ICTの効果を織り込み済みで授業設計をし、授業中の意志決定および授業マネジメントが成功している結果だ。(大会要項p18より)
この大会の事務局長のN先生にお会いしてお礼を言いつつ、「三重の皆さんがこの大会運営を通じて、まさにチーム力を発揮し、一段階ステップアップされたことが羨ましく感じますよ」と話す。春日井のM校長とお会いしたので、少し広域的な学びができるといいですねと話す。今日もいろいろと学びができた1日。皆さんに大感謝。
2007年11月22日(木) 新たなその道の達人 2006年11月22日(水) 長崎から視察・IT活用研究委員会 2005年11月22日(火) GC活用研究会&CECタブレットPC実践授業 2004年11月22日(月) 千朝師匠からの特別講義 2003年11月22日(土) 寒い1日
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