三楽の仕事日記
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2007年08月02日(木) 西川純講演会

 朝方出来上がったばかりの「学校評価の手引書第2次レイアウト案」を検討してもらう。とてもよくなったと評価を受けた。苦労した甲斐があった。

 6日の会議開催に向けて、要項作り等、もろもろの準備。愛知県美術館から「その道の達人派遣事業」について電話あり。「まずお話を聞きましょう」という返答。第一段階クリア。

 午後は年休をもらい、小牧市公民館へ。教務・校務合同研修会に参加させてもらう。講演者は上越教育大学の西川純先生。「教師が仕組む学び合いではなく、子どもが選択する学び合いの可能性」と題した1時間30分。

 「学び合いは人間関係づくりには有効、でも学力には・・・という根強い誤解があります」というプレゼンから講演が始まる。次から次へ示される子どもたちの学び合いの事実!その裏づけになっているのが、全員の子どもにICレコーダーを持たせて、すべてを記録した子どもたちの発話だ。こういう事実を突きつけられると、「子どもが生き生きしていました」なんていう研究紀要の常套句はぶっ飛んでいってしまう。あの熱い語りを生み出しているのは、物凄いデータ分析と子どもの学び合いの事実だということが、書籍以上に分かった。

 講演後、1時間ほどお話をさせていただいた。従来の教材研究も発問研究も板書技術も必要ないと言われた。ここを見ても

 しかし、我々が「子どもを信じる」というレベルは、普通の先生には信じられないレベルです。だって、我々は数ヶ月間、一言も子どもに細かな指示をしなくても、学習は成立すると信じているんです。せいぜい授業中に言うのは、一生懸命にやっている子どもに、「もう時間だから、やめろ!」という一言レベルです。と、いう、レベルまで信じられないと、本当の『学び合い』は成立し得ません。

というびっくりするようなことが書いてある。これはやっぱり書籍やビデオではなく、実際の教室で、全身を使って見て来なくては、十分に理解できないと思った。確かにいろいろと質問させてもらう中で、自分の書籍の読み方が不十分であることも分かった。また一人、すごい方を知った。


2006年08月02日(水) バスケットボール男子県大会準優勝!
2005年08月02日(火) ひさしぶりに終日学校で
2004年08月02日(月) 残念、助成もらえず
2003年08月02日(土) 蝉の声で起きた朝