三楽の仕事日記
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2005年10月10日(月) |
やっぱり野口さんはすごい! |
朝、学校に行き資料をとって小牧中へ。今日は教師力アップセミナー、いわば常任講師の野口芳宏さんの講演。この連休中もあちこちで講演・講義の野口さん。今日は9:45に着。10:00〜12:00講演。12:30には出発。そして東京でシンポジウム出演というハードスケジュール。
今日の演題は「教育の原点今昔」。教員は研究と修養に努めなくてはいけないと明示されているのに、修養がなされていない。教え方の研究はするが、自分を高めるにはどうしたらよいかということは一切任されている。それはおかしい。だから今日は修養の時間。このような語りで始まり、戦後の教育&教育勅語の解説を通して、日本の教育のあり方について、いつも以上の骨太の講演。その一節を紹介しておこう。
研究の本質は他者改善である。修養は自己改善。進みつつある教師のみ、人を教うる権利あり。常に自分自身を高める人を教師というのだ。 他者改善の技術が進むと子どもへの伝達力が高まる。しかし教育で最終的に必要なのは感化である。あの先生に影響を受けて今日がある。本当の教育者は感化力、影響力がある人だ。したがって修養も必要である。
好きか嫌いかは自分が決める。 良いか悪いかは社会が決める。 正しいか正しくないかは歴史が決める。
この言葉を聞いたときにぞっとするほど感動した。教育は自分に対して責任を持つのか、社会に対して責任を持つのか、歴史に対して責任を持つのか。
張りつめた空気の2時間の講演が終了。終わった途端に、すぐにまた聴きたいと思う野口さんの話。 野口さんに「全国あちこちで様々な演題で講演されていますが、その忙しさの中でどのようにして新しいことを学ばれているのですか」と思わず質問。学び続ける者こそ教師を実践されている野口先生に改めて頭が下がった。
そうそう、びっくりしたことは次回講師の角田明先生がおみえになったこと。九州から茅ヶ崎への移動の途中でわざわざ寄っていただいたとのこと。感激!会の最後には参加者に挨拶もしていただいた。
2月のフォーラムも含めて、いくつかの相談をして自宅へ。
ずっと気になっていたことは教師力アップセミナーのHP作成。昨年の積み残し2本、先月分もまだ手つかずで、胸の痛みを感じるほどに。しかも運営委員の今飯田先生関連ばかり。今飯田先生からはすでにしっかりとした講演記録をいただいているのに、僕の怠慢で、労作を眠らせたまま。じわっと汗まで出てきて、午後からは集中。やっとのことで根本さん、岡本さん、野口さんのHPを作成。あと板倉さんだけとなった。
仕事術の原稿校正。これもしっかり時間がかかった。加筆の部分が多く、冷や汗。まだまだ自分は未熟と痛感。
学研NEW授業のツボ原稿にようやく取りかかる。これは明日には完成の目途。無理をせず横になる。
2004年10月10日(日) 今年も、名人、野口芳宏節に酔いしれる 2003年10月10日(金) 第2回学校公開日
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