三楽の仕事日記
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1時限目1年数学。1年最後の授業は「石のいれかえゲーム」。自宅から碁石を持参。白黒3個ずつの碁石の石をルールにしたがって入れかえるゲーム。
まず取り組ませてみると、入れかえるのに動かす回数が15回から28回までと様々。子どもたちを見ていると、15回でできるなら、とにかくそれをやってみたいという様子。しばらく待ってみる。徐々にあちこちで歓声が上がってきたが、全員ができたという状況にはならず。
そこで「なかなか難しいねえ。何が難しいだろうね」と発問。すると「ルール」「個数」といった反応。「ルールを変えるのはいろいろ考えも出てくるので、まず個数を減らしてみよう」と白黒1個ずつとしたらと問いかける。すぐに「3回」という答え。では2個ずつでは?すると意見も様々。
黒板でやってみようと持ちかけ、12回と発言した子どもに試技。それを8回と言った子どもに無駄な動きと思ったときに指摘するようにさせた。12回の子どもも8回でできることを指摘を受けて納得。
黒板にこれまでの結果を書く。1個→3回、2個→8回、3個→15回。すると4個のときは24回という声。なぜ?と聞いても「カンです」という返答。そうこうしているうちに一人の子どもが「個数に2個ずつ増やしてかけると出る」と元気よく発言。この子どもは久々に自ら発言。やはり自分で見つけたことは言いたくなるものだ。ちょっと間があって、なるほどといった声、声。
実際に24回になることを確かめ、個数を少なくして見えてきた価値にふれて授業は終了。教室から教員室に戻るまでの廊下で、TTの相方と授業談義。1年間にわたって教室から職員室までの間で随分話をしたものだ。自分が一番エネルギーが湧いた時間だった。
静岡県島田市の中学校から視察3名。そのうち一人は先日の東京でのフォーラム参加者。我々のプレゼンを大激賛していただけた。こんなに褒められたことはない!というほどのお褒めの言葉をいただいた。質問も具体的で、とにかく我が校もやってみようという意気込みが感じられ、うれしい限り。続いて岐阜の教育センターへ視察とのこと。一時は取りやめて小牧中だけで視察を終えようと言われるほどの熱心さ。
市P連役員会。4月30日の総会要項検討、新役員の検討などで2時間ほど。会計監査を受け、事務引き継ぎをしたら夕刻。今日も自分の席に座ったのはわずか。
事務処理、机上、机下の整理整頓。年度末のためロッカーの整理など。こういう作業は久しぶり。今日もあっという間に時間が過ぎて帰宅は21時30分を回る。
職員室では毎日学級通信を発行した教師に、若い教師が復刻版を願う姿あり。いい職場だという気持ちで学校を出る。
2003年03月23日(日) 三連休とも仕事
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