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2004年08月25日(水) 安らぎの「何か」を探して。

それは、声でもいい。
場所でもいい。
香りでもいい。
温度でもいい。
音でもいい。
人ならこんなに嬉しい事はない、かな。

傍に安らげる何かがあって、心地よい時間を過ごしたい。
などとたまに贅沢な事を考えたりする。

昨日の続きみたいになってしまうけれど、いつも張り詰めたままでは疲れてしまうよ。
疲れて何も出来なくなってしまうくらいに泣きたい。
時間を忘れて。
唯 泣き方を忘れかけている私は…独りじゃ泣けないんだ。

ああ。
入院していた頃、全てが決壊した事があった…。
多分この日記にもいつか書いたことだろうけど。

うちの病棟には、医師と1対1で面談(診察??)する為の部屋が2つあった。
面談の時は、部屋に鍵をかけてしまえる小さな部屋。
私が壊れたあの時、私の前に居たのも、今の主治医であるY先生だった。
その日、ちょっと具合が悪いのは判っていた。
普通に話し始めた筈なのに、いつの間にか声がクレシェンドしていって…。
とてつもない大声で叫んでいた。
何を言っていたのか、叫んでいたのか、殆ど覚えてない。
「殺してよ」
「生きてるのが辛いって言ってるでしょ」
この2つは薄ぼんやりと覚えている、これは言った記憶がある。面談室のテーブルをガンガン叩きながら。

主治医に向かって殺してよ、って私…(汗)。
でもあの時は時間も、見栄も忘れていた。私が言いたい事だけを唯そこに叩きつけた。
私はあの時、壊れていたんだろうね。記憶も殆どないなんて。
病棟中に私の金切り声が聞こえていたみたいだけど、病んでる人の集まっている病棟だったから、誰も気にしていなかった。
…我に帰った私は、恥ずかしかったんだけどさ…(苦笑)。

でも、このことを転機に私は一気に快方へ向かってあっという間に退院した。

本当に、つくづく言霊は溜め込むものじゃないな、って実感する。
言いたい事があったら捌け口を作らないといけない。
…また、あの時のように決壊する時が来るのをひっそり恐れている私。
Y先生のようなビクともしない人の前でだったらいいんだけど…。

いつもの笑ってる私しか知らない人の前で壊れてはいけない。
また随分ディープになっている…最近これが私のパターンになりつつあるみたい…ですね。



安宅 さゆみ   

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