Iさんと19:15の帰宅 担当は司馬執事、鉾崎くん
お屋敷前の壁に笹が立ててありました。チラッと見た限り、「願い事がなくなりますように」という短冊が一番印象的でした。
案内されたのは、フロア席の一番奥。 黄色いカップに飾られたテーブルの花は、前回帰宅した時は隣のテーブルにあったものです。装飾はテーブル固定じゃないんですね。
7月初めての帰宅ということで、お願いしなくてもひと通り説明してくれます。鉾崎くんは、早口なので、聞き取れないことがままあります。そして軽くネタを入れてくるんですが、それにあった返しはできたためしがありません。返せるほど頭の回転速くないので。
キッシユ(カンヌ風)と7月のデザート(キャトーズ ジュイエ)を頼んで、カップの希望は白地に花模様。 出てきたのは、チェリーブロッサムでした。途中で他のテーブルからこのカップを指名する声が聞こえました。Iさんによると、新しめなので人気があるそうです。 カトラリーを並べた鉾崎くんは、じーっとテーブルを見つめ、おもむろに姿を消すと、もうひと揃い小ぶりのナイフとフォークをセットしました。「キッシユがあるので」とのことですが、前回同じ頼み方をしたときの担当は、大ナイフ、大フォーク、小スプーンで、キッシユの後にナイフとフォークを交換していきました。
どれが正しいのかさっぱりわかりません。
そして、大ナイフとフォークでキッシユを平らげた私とIさんの皿を再びじーっと見つめた鉾崎くんは、「お二人とも大きい方を使われたのですね…」と、困惑気味です。 鉾崎くん曰わく、「デザートプレートは、大きいナイフ、フォークでございます。わたくし、常々小さいもので十分ではないかと思っておりました」
どれが正しいのかさっぱりわかりません。
もしかして人による?
名前は結局本名で登録。考えてみれば、親族以外からは名前を呼ばれないので、かえって新鮮でいいかもしれません。
帰り際、短冊を書こうとしたものの、何を願ったらいいかさっぱり思いつきません。宝くじ当たりますように、って場所が違うし。とっさの願い事って難しいものです。きっと流れ星にもお願いできないクチです。 いつまでもお屋敷がありますように、ってことで。
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