「親バカ」って人情としてどうしようもないと思うので、多少のバカっぷりは笑ってすませられるんですが、バカすぎる例が目の前に現れると、ついつい誰かに言いたい!と思ってしまうわけです。
うちの会社に、ある印刷会社の社長の息子が修行に来ていたんですが、ずっと営業をやっていたところ、いきなり現場に回されたのでどうしたのかと思ったら、辞めることになったからだったんですね。 つまり、辞める前に色々体験させてくださいという社長同士の話があったわけです。 ラスト1ヶ月でCTP(わからない人は調べてくれ)室に行ったのは良いんですが、その息子が親との会話で「今何にもやらずに座って見てるだけ」と言ったのです。 親の社長はそれを聞き、どうしたかと言えば、
うちの社長にクレーム電話かけてきました
30過ぎてて妻子まであった、大の大人の社会人生活に何て横槍を入れるんでしょう。
その電話のおかげで、その日の午後は社長、常務、係長、本人、何故か部長まで加わって、延々事実確認&お説教ですよ; でも、本人はどうしてこんな大事になって、自分が怒られなくちゃいけないのかまったくわかってないんですよね。自分は何も悪くない⇒だから反省しない⇒まったく進歩しない、という悪循環;
何もやってないって、あんた。何も手伝わなかったのかい? モニター覗いて、勉強しようとは思わなかったのかい? 学校じゃないんだからさ、給料もらってるんだからさ〜。
それ以前に、なんでウチの会社に来たのかもわかってなかったんですよね。親に言われたから来た! さすがボンボン。
それにしても、親バカ社長も世間ではリーダーシップもあって、しっかり者だというのに、息子のことになるとダメらしい。 話を聞いて、ついうっかり 「あ〜、だからあの息子が出来上がるわけですね。営業担当替えろって言ってきた、得意先担当者の気持ちがわかりますね」 と言ったら、部長に「それは思ってても言っちゃダメだよ」と窘められてしまいました。反省。
それにしても、ウチの社長は優しいな〜。 「あいつ自分(の親)の会社に戻ったら、社員から総スカンくらうんじゃないか」って心配してお説教してあげるんだもん。残念ながら本人には届かなかったらしいけど。
なんか、この話を聞いたら、奥さん本当に苦労したんだろうなって、改めて思ってしまって。 軽く付き合うにはあっけらかんとしてて、ものごとにこだわらないいい人に見えるんだけど、本当のところはわからないですからね。亡くなったときにも、夫婦のことは夫婦にしかわからないって思ったけれど…。 奥さんとお子さんのご冥福を、心からお祈り申し上げます。
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