翠の日記

2006年09月16日(土) 読書三昧

 図書館の検索ソフトで探すと、読んでいなかった色々な本が現れるので、迷ってしまいます。
 行きの電車は完全に睡眠時間と化しているので、帰りと読み残しを帰宅後に読むと、ほぼ日に1冊読めます。読み損なっていたものから、11月までは、読書の日々を送るつもりです。

『くらのかみ』小野不由美
 児童書だったんですね;
 表紙があまりにも懐かしい絵でびっくりしました。この人の絵本を持っていた気がします。『なつやすみ』だったかな??
 児童書らしくあからさまに怖い描写はありませんでしたが、他の作品と同じように積み重ねた旧家の業のようなもの(これは解決されなかった;)が本筋にあって、そこから跡継ぎ問題絡みで事件が起こります。
 子供たちが活躍した夏休みの事件は終わったので、続編というか、大人向けで過去の事件の真相が読んでみたいものです。

『猫と魚、あたしと恋』柴田よしき
 「猫は水が嫌いなのに魚が好き、人は辛いのが嫌いなのに恋をする」(うろおぼえ)というコピーが扉についています。
 ページをめくるのが気恥ずかしかった。
 恋愛ミステリーといっても色々なタイプの話があって、しかもこの中の何作かは、ミステリーのアンソロジーにも掲載されているだけあって、何度読んでも面白かったです。
 「化粧」のラストが一番前向きで良かったです。

『PINK』柴田よしき
 冒頭でSF?と勘違いしましたが、現代の話でした。婚約者を阪神大震災で亡くした女性が、落ち着いたころに起こった話。
 登場人物が非常に多岐で(新興宗教の教祖やミュージシャン、作家等々)こんなに途中で飛躍して、どこに行くのかと思ったら意外なところにたどり着いて、本当に先の読めない話でした。
  
『ふたたびの虹』柴田よしき
 「ばんざい屋」のカウンターで夕飯を食べたいです。でも、きっと都内の小料理屋に一人で入る機会なんて……。
 ドラマ化されたものはラスト3話だけ観たのですが、展開が原作と違っていたので、前半がどんなふうに映像化されたのか観てみたかったです。

『残響』
 その場所で起こった過去の声を聞いて、それをまったく同じ音声で再生できるという特殊能力を持った女性の話。
 その能力が発現するのも特殊な状況の中でなんですが、柴田さんはときどき、想像すると痛すぎる描写もサラっと書かれるので、読んでて戸惑うことがあります。
 悲惨な過去に現在も苦しんでいる杏子が、前向きに努力していこうとする姿勢が描かれているので、救われるというか、……本当に強い。私にはムリ…。
 杏子が「どう思い返しても他の道はなかった」と自分の過去を回想しているのを読んで、そこだけは自分もそうだなぁとぼんやり思いました。


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