阿部 孤柳
小学館文庫 1925年生れ 料理家 割烹「かねさい」主人 テレビ番組「鬼平犯科帳」の料理指導
原作とテレビとの比較もさる事ながら、蕎麦について
断トツにそばが食べたくなるのは、原作「浅草・鳥越橋」の最後のくだり。 「朱塗りの薬味箱から、葱が匂った」。たったこれだけで(そば中枢)が刺激されてしまう。(P32)
と、記されている。 この場面は、画面では表現できないかもしれない。 でも、著者のいうとおり、そば好きには、これで充分、これ以上はいらない。 いつか、だれかが、画面で表現する日がくるだろうか。
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