CYMA’S MURMUR

2006年02月24日(金)   Carver と Auster

村上春樹と柴田元幸の「翻訳夜話」を読んだ。
多分、2年ぶりで、3回目、かな。

この本の目玉は、やはり何と言っても、2人の競訳。
村上春樹の十八番カーヴァーを柴田が訳し、
柴田元幸と言えばのオースターを村上が訳す。
原文付き。なんて楽しいんでしょう。

今回はこの順番で読んでみた。
・カーヴァー原文
・カーヴァー村上訳
・カーヴァー柴田訳
・オースター原文
・オースター柴田訳
・オースター村上訳

どちらも、2000語から3000語程度の短編。
カーヴァーはすっごく読みやすくって、
すっすっと頭に入ってくる英文。
一方オースターは最初とっつきにくくて、
最初のページで放り投げようかと思ったけど、
そのちょっと先からはグイグイ引き込まれた。

過去に読んでるはずなのに、
すっかりストーリーは覚えてなかった。

ざっと読んだ感想としては、
やっぱりカーヴァーは村上訳が読みやすく、
オースターは柴田訳が読みやすい。
思い込みかな?不思議。





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