CYMA’S MURMUR

2005年12月14日(水)   三銃士

結局昨日は誘惑に抗えず定時退社して、
ドイツからの荷物を受け取った。

夕食を作って、お弁当の準備をして、
英会話の宿題&予習をして、
お皿を洗って、お風呂に入って、
DVDを見始めたのは23時。





最初に見たのは、もちろん、三銃士。

第一印象は・・・

   学芸会?!

ゴメンナサイ。
でも、しょぼいよ。

ベルリン版を見に行った人がブログに、
「セリフが多くて難しかった」
というようなことを書いていたけれど、
ホント、セリフが多い。

私は基本的に、
セリフなしで全てが音楽で語られるミュージカルが好きなんだけど。
セリフですら、音に乗せて語ってもらいたい。

とにかく、曲と曲の間にセリフでストーリーが語られる。
一瞬ストレートプレイか?と錯覚する。
というわけで、CDを聞いただけで話の流れが見えなかったのは、
私の頭がバカなわけでなく当然だったみたい。

字幕は、英語字幕とドイツ語字幕が完備。
良かった。
欲を言えば、オランダ語字幕も欲しかった。

オランダ語は、本当にドイツ語に近いので、
CDで聞き込んだ曲については、
ほぼオランダ語でもそのまま聞き取り可能。

その分、差異が際立つってもんだけど。

昨日は眠さに負けて前半の1時間しか見られなかったんだけど、
そこまで見た感想は・・・

・コンスタンスが独版より”蓮っ葉”な印象
・コンスタンスとの出会いのシーンで私の大好きな会話(↓)がなく残念
   
   Constance: Ein schones Pferd. Wie heist es denn?
   D’Artagnan: ahm... Pomme-de-Terre.
   Constance : Pomme-de-Terre ? ein schoner Name.

・ダルタニャンの顔が嫌い(オイ)
・アトスが老けている(設定としては間違ってない)
・”Heut ist der Tag”のアレンジが独版と大分違う
・ストーリーとしては割と原作に忠実(ディズニーの映画よりは大分マシ)
・”Fleur-de-lys”の意味がわかったのはもちろんNDdPのおかげ

ってところでしょうか。
昨日は眠くてたまらなかったので、
ヒアリング耳も閉じがちだったし、英語字幕も追いきれなかった。
字幕を読むより、オランダ語聞いた方が理解できる部分も多かったけど。

続きは今夜ということで。

ちなみにimdbのトリビアによると、

・ミレディの歌う”Manner”は映画”Chicago”の”The Cell Block Tango”へのトリビュート
・1幕最後の曲は、”Les Miserables”の”One Day More”へのトリビュート
・”Nichit Aus Stein”は、”All That Jazz”の”Goodbye My Life”へのトリビュート

だそうで。だからなんだって話ですが。





あー、ベルリン版が見たいなぁ。
CDにおまけDVDがつくって話はどこにいっちゃったんだろう?
一旦発売が延期になり、次に発売になったときにはDVDだけ消えちゃったんだよね。
ベルリンのコンプリート版(できればライブ)をDVD付で出してもらいたいな。





ちなみに、小説「ダルタニャン物語」最終巻は、
あと100ページを残すのみ。

最終巻が一番面白いかも。

アトスとラウルのお話では、不覚にも涙出そうになっちゃったよ。
相変わらずダルタニャンはあんまり好きじゃないんだけど、
嫌でもなくなってきた。

アラミスには大分むかついたけど、仕方ないか。
ポルトスはほんと、いい奴だよね。バカだけど。
アトスとフーケが好きだなぁ。
高尚な魂というのは大切ですよ。
ま、彼らも王族貴族以外に対する態度はダメダメだけど、
時代背景社会背景もあるからな〜。





というわけで、
しばらく三銃士のマイブームは続きそう。












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英会話に行ってきたのでその話を追記。

本当は今日すっごく行きたくなかったんだけど、
行ったら行ったで楽しかった。

今日の担当は、例の美青年君。

とにかく最初は、
「最近なにか変わったこととかある?」って
直近の話題から入るのね。
今度から、オープニングのネタを用意するよ。
語るべきことなんてない毎日ですが。

で、「何もないよ」って言ったらあっさりと、
「そう。僕はあるんだ。中国大使館に行った」
ということで、
「なんで?」
「こんど上海行くから、VISAとりに」
「へぇ」
「何時間も待たされておまけに1万円くらいするんだ」
「私上海行ったことあるよ」
「印象はどう?」
「香港も行ったことあるんだけど、
 香港のにぎやかでエキサイティングな雰囲気に比べて
 上海は街もキレイでおとなしい印象」
という具合に、スラスラ会話は進んだ。

そういう雑談は5分程度で終了。

で、次に前回のテキストのお題だった、
「代理母」について、
意見を作文していったので、添削してもらった。

「よくできてるよ。I'm so impressed.」
とか言ってましたが、
半分は翻訳ツールのお力だから(笑)。
もちろん、和英ツールなんて、ヘボいので、
ヒントだけもらって大幅にリライトしてるけどね。

で、テキストを使って今日のトピックへ。
今日は、「年老いた両親の面倒を誰がみるか」って話題。
自分で選んだトピックだけど、暗いな。

で、両親と一緒に住むかどうかとかそういう話で、
「アメリカでは子供と一緒に住みたいと思う親は少ない。
子供たちにburden onすることを彼らは嫌がる」
と彼が言うので、

私はどもりながらも、
「日本では、未だに子が親と一緒に住んで面倒を見るのが
当たり前だという風潮がある。
昔は、息子夫婦が親の面倒を見るのが一般的だったが、
最近は娘夫婦と同居するケースが増えている」
という説明をしたところ、
彼はいたく興味を示した。「なんで?」って聞くから、

「家にいるのは女性の方が多いし、
となると世話するのは女性だし、
だったら夫の両親より自分の両親の世話する方がいいじゃん!」

って言ったら、「なるほどねぇ」と何か考え込んでいた。

彼は、これからまた学校に入りなおして勉強したいそうで、
そのためには学費もかかるしとても家族を養えない、と。
両親もそのうちリタイアするし、考えなきゃいけないんだよね、と。

あと数年は自分は定職には就けないから、
彼女には働いてもらわなきゃいけない、って。
彼女の話は前回のレッスンのときにも出てきたんだけど、
はっきり聞いてないけど日本の子じゃないかな。

ってな感じで、なかなか実りあるレッスンでした。
言いたいことは一応言えたし。

しかし、
”Where will you live?”が聞き取れないのには参った。
いや、言ってることはわかるんだけど、
”will”が”were”にしか聞こえない。
何回言ってもらっても聞こえない。
唖然とした。私の耳ってば。
今回は文脈から判断できたからいいけどさ。
文法的に”were”のわけないし。
要精進。

ちなみに、
「学校入りなおして何勉強するの?」って聞いたら、
なんと「言語学やりたいんだ。お金にならないけどね」
というお答え。

あらまぁ。

いつの日か、膠着語とか屈折語とかそういう話しようよ!
って思っただけで言えないけど。

教え方も、話題の振り方も割と適切なので、
しばらくはこの美青年君ご指名で行こうかな。





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