今日は、「人材紹介会社」というものについて。 私が日記の中で、 「紹介会社」もしくは「エージェント」と記しているものである。
有体に言ってしまえば、 人材を企業に紹介して企業から報酬をもらっている企業。
一般には、紹介した人材の年収の2割〜3割が、 その報酬として支払われるらしい。
例えば、年収500万円の人を紹介して、その人が入社したら、 企業はエージェントに100万〜150万円を支払う、ということ。 これだけ見てるとボロい商売のようだけど、 色々大変なこともあるだろう。
私が今回利用したのは、この会社だった。
サイトを見て、雰囲気が良さそうだったから決めたのだが、 なかなか良い選択だったかもしれない。
聞いたところによると、業界第三位であるらしい。 一位はリクルートエイブリック。 二位はインテリジェンス。
ちなみに、この二位の企業にも掛け持ちで登録依頼したけれど、 なにせレスが遅いため、結局面談すら受けずじまいだった。 大手の余裕なのかなんなのか、印象は決して良くない。
成功報酬を目当てに、コンサルタントは色々とお世話をしてくれる。 特に今回はとてもケアが手厚かった。
過去にもエージェントを利用したことがあるけれど、 それらは割と小さめの会社だったし、 3年前だから時流も違うのかもしれないけど。
エージェントを利用する利点は4つくらいかな。
1.毎回履歴書を書かなくてよい!
2.業界動向や求人動向を教えてもらえる また、自分のキャリアを客観的に判定してもらえる
3.自分の知らない優良企業を教えてもらえる
4.志望動機や、面接相手の性格など、入れ知恵してもらえる
1.の利便性はとても大きい。 最初にエージェントに登録した履歴書を元に、 希望の企業に申し入れをしてくれるのだ。
新卒時の就職活動では、一体何枚履歴書を書いたことだろう? 手書きで、コツコツと。今はそんなこと考えられない。
書類選考の申し込みや、面接日程の調整も、 全部コンサルタントが代行してくれるから、こちらは気楽。
1.〜3.については、前回も経験済みなんだけれど、 4.が今回は特にすごかった。
特に、面接前にはちゃんとドキュメントをくれるのだ。 面接の日時、場所、持参物、それから面接官についての詳細。 たとえば、こんな感じ。
K村様:代表取締役社長 50代後半男性 →若干クセのある方でズケズケと物をいうタイプです。 技術出身の方のようで、 プロジェクトマネージャーという仕事に対しては かなりの思い入れがあるようですので、 簡単に「プロジェクトマネージャーになりたい!」という方はNGです。 コツコツと努力をして成長していきたいという意欲を持ち、 入社意欲が高く、前向きな方を好まれます。 今回の面接のキーマンです。
T中様:管理部長 50代男性 →最近入社された方です。 この方も思ったことをストレートにお話される方です。 地頭が良く論理的にお話する事ができ、 ポテンシャルを感じさせる成長意欲の高い方を好むようです。 この方もキーマンの一人です。
それから、予想される質問内容。
◎傾向としては以下の通りです。 ◆ご経歴を3分程度でお話いただく ◆転職理由・志望理由について ※転職理由と志望理由は必ずリンクするようにしてください。 なぜこのような業界を志望するのか、 その中でもなぜ△△社を志望するのか、 △△社で何がしたいのかをお答えください。 転職理由については必ず深く聞かれます。 その際に必ず前向きな答えをお願い致します。 同社は転職理由も重要視しております。 何度も繰り返し同じことを聞かれると思いますが、 整合性を確かめるためと、ストレス耐性を調べる意図があります。 ◆これまでに苦労した経験、また、それをどのように乗り越えたのか ◆キャリアパス
◎SEとしての勉強に対する姿勢について質問される可能性も高いと思われます。 例:◆オラクルの資格はなぜ取得したのですか? ◆資格を取得するにあたってどのような取り組みをされましたか? ◎上記のような質問をされた際にはご自身のやる気、 成長意欲をアピールしてください。 面接官はやる気と成長意欲を重要視する方達です。 「上司に取れといわれたから」などの答えはタブーです。 ※圧迫面接の可能性がありますが、 ご本人のやる気を試されているのでめげずにがんばってください。
これに加えて、前回面接時の企業担当者からのフィードバック、 選考の主眼や、合格のための評価ポイントなど。 盛りだくさん。至れり尽くせり。
とりあえず、もうしばらくは転職する気はないけれど、 万が一もう一度、ということになったら、やっぱりエージェントを使うと思う。
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