2年程会っていなかった友人と、 久しぶりに会った。
楽しかった。
彼女から語られた、 別の友人の現状。
ちょっと、呆然。
私はその子を妬んでいた。
その子の不幸を望んでいた。
その子に訪れた不幸は、 まさに私が「そうなればいい」と願ったもので、
いや、 私が「そうなればいい」と呪ったもの以上だった。
多分それでもその子は立ち上がるのだろうけど、
私には弱さの欠片も見せず、
強気に傲慢に立ち振る舞うのだろうけれど。
後味の悪さと、
「ほら、やっぱりね」という想い。
自分の心の醜さに呆然として、
もし悪魔が私の呪いを引き受けたとするならば、
私が払うべき代償は一体なんなんだろうかと、
そんなことを考えた。
|