DVDレンタル第二段、「パッション」がやってきた。 まだ初めの方しか見てないけど・・・・ 知らなかった、ラテン語とアラム語だなんて!
なんて素敵!
検索してみたら、簡単な解説ページも見つかったし、 ちょっと基本語だけでも勉強してみようかと思う。 ほんと、サワリだけだけど。 アラム語はともかく、ラテン語は基礎を理解しておくと、 絶対色々なことに役立つもんね。
それにしても ”Jesus Christ Superstar”と一緒だわ!と思った。 そりゃ、どっちも聖書を元にしてるんだから、同じだろうけど。 2回目は英語字幕で、言葉を堪能しよう。 (そういえば、英語と日本語が見開きになっている聖書を持ってたんだけど、 一体どこに行ってしまったのだろう?) しかし、内容的に2回も見たいもんではないかもしれないが・・・
何が本当かわからない部分は多いけれど、 2000年も前の人が未だに世界の人の心をつかんでいるのはすごいことだよね。
ただ、やっぱり、日本人には、原罪とか、 キリストが人類を救うために自ら犠牲になったとか、 そういう考え方は相容れないと思うのよね。 相容れないっていうか、文化的に絶対理解できない領域じゃないかと。
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見終わった。
一番の感想は、
母親マリアがすごくクローズアップされてるなぁ
ってこと。
私的にはかなり意外だった。
母マリアは、オノ・ヨーコ系の理知的な顔立ちをしている。 キリストの母、というより、ふつうの人の子の母で、 そこがクローズアップされることで、 キリストの神性が薄れていると感じた。
母と子が無邪気に戯れてるシーンが一番好き。 この母マリア役の人、本当に、私の好みの顔してる。 マグダラのマリアもいい感じだった。
一方、ユダは印象薄すぎ。 やっぱりユダが何故裏切ったのかもよくわからない。 こうなってくると、キリストの受難を引き起こすための シナリオの一環としてユダが神によってキリストを裏切らせられた、 って考えもできなくないのかな。
ストーリーとしては、聖書以上でも以下でもなく、 解説があるわけでもないから、謎な部分もやはり多い。
・ピラトの妻はなぜあんなにキリストに肩入れしているの?
・ピラトの苦悩は、人間的にではなく、単に立場上ってこと?
・ヘロデって本当にあんなヘンテコ・キャラなの? (ミュージカルだけ脚色してあるのかと思ってた)
・キリストの磔刑を望んだのはユダヤの民のはずなのに、 実際処刑するローマ人たちがあんなに嬉しそうなのは何故? サディスティックに気分が盛り上がってるってこと? ローマ人じゃないのかな?鞭打ちのところはなぜか字幕がないし。 (そう。でも鞭打ちの回数を数える数字は聞き取れるものもある)
とかね。
カヤパとピラトの衣装や建物が、本当に当時の再現ならば、 2000年前って、物質的にも結構豊かだったんだなぁ。 もちろん、一部の人だけだけど。
言葉に関しては、英語字幕で見ると、聞き取れる単語がたまにある。 HPで紹介されていた 王(rex) という単語も聞き取れた。 うーん、面白い。
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