海辺のカフカを読んだ。
すごぉーーーーく、面白かった。 意外なほど。
私は村上春樹の小説は、得てして”何も起こらない”ところが好きなのだ。 こんなことを言うと、 ちゃんとストーリーは展開しているじゃないかと、 村上さんは気を悪くするかもしれないけど。
私は
パスタをゆでたり、 シャッキリしたレタスを買いに行ったり、 ビールを飲んだり、 シャツに丁寧にアイロンをかけたり、 請求書の整理をしたり、
ただ丁寧につむがれていく生活のディテールが、好きなのだ。 なんでもないことも、村上春樹が書くと、私には神聖で美しい作業に見える。
でも今回はそれだけじゃなくて、のめりこんでしまった。
今までの作品は、どれも主人公が村上春樹の分身に見えた。 プラグマティズムの信者で、不器用でも誠実な人。
今回も主人公の少年は、村上春樹の少年時代を彷彿とさせるけど、 それ以外の主人公達の比率が大きく、私はそこに協調してしまった。
ナカタさんと星野青年の幸せを心から願った。 私が村上春樹の小説を読んで、その登場人物にそういう形で入れ込むことは、 これまでには全くなかったことだ。
上手く説明できなくてもどかしいけれど、 すごーくオモシロかったので、嬉しかった。
話は変わって、花粉症。
相変わらず、調子は悪い。 点眼すると一時的によくなるけれど、時間が経つとまた腫れる。 火曜日までに、普通の人に戻りたい。
いや〜目が腫れてるときの顔はほんっとブサイク!
元々ブサイクではあるにせよ、 こんなにブサイクなのはちょっと辛すぎる。 それぐらいブサイク。
全然使ってなかった空気清浄機をメンテしてフル稼働させ、 マスクと眼帯とアイボンを買ってきた。
もう家から出ずに大人しくするしかない。 3連休なのに。
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