CYMA’S MURMUR

2005年02月04日(金)   外国語


やっぱりもう少し外国語を勉強しよう。
って、何が「やっぱり」なんだか。

とりあえず色々面倒なので、
遊びとしての外国語をしばらくは楽しむことにした。
実用レベル・・・というのは難しいからね。

第一歩として、毎晩NHKの外国語講座を見ている。
ハングル語もフランス語もイタリア語もアラビア語も面白い。
もちろん、時間が合えば、ドイツ語会話も見ている。
制作費を安く抑えました風の変な人形劇(宇宙人とUFOが出てくる)
の設定はどうかと思うけど、NHKなんてどれも似たり寄ったりだ。

フランス語に関しては、
ネットで超初級文法をチェックした。
基本構造はドイツ語も変わらないから。
とりあえず、人称と格変化、基本動詞の変化、疑問詞を確認。
これだけで、フランス語のCDを聴いていて聞き取れる単語が格段に増えた。
知っている単語を聞いて喜んでいる状態。

英語になると、知っているのに聞き取れない、という事態が、一番問題。
特に基本語ほど、聞き取れないときがあって、やばいと思う。
しかしその対策は簡単ではないので、後回し。

英語に関しては、とりあえず、
ラテン語ルーツの語源調査(特に接頭辞)と類義語の勉強をしようと思っている。

ラテン語ルーツは、
フランス語のCDを聴いていて結構英語と同じような単語が出てくるなぁ
と思ったのがキッカケ。

英語の基本語の大半はゲルマン語ルーツだけれど、
全体の語彙に占める割合から見ると、ラテン語ルーツの語彙の方が多いのだから、
これは当たり前といえば当たり前だ。

たとえば、endとfinish。
ご存知の通り、endはゲルマン語でfinishはラテン語ルーツ。
フランス映画の終りは”fin”だし、ドイツ映画の終りは”Ende”だ。
両者が交じり合って、少々用法をずらしつつ共存しているところが興味深い。

で、じゃぁendとfinishは、どういう使い分けをされているのか?
ニュアンスはどう違うのか?

私の感覚だと、endは名詞で、finishは動詞で使うことが多いのだけれど、
もちろんendは自動詞他動詞としても使用されるし、finishだって名詞になる。
endの方は、無理矢理終わらせるイメージがあって、
逆にfinishは自然に(時間が来て、材料が尽きて)終りになる、
もしくはしかるべき手順を踏んで終りまで到達する、
というようなイメージがあるけれど、果たしてそれは合っているのだろうか?

なんてことを、英英辞典と類義語辞典を使って、
勉強していこうかなぁと思ってる。

面白そうじゃない?
と言っても、全然賛同を得られない環境に私はいるんだけれども。

ひそやかに楽しもう。
私の趣味は外国語です。と言えるようになるために。


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と、ここまで書いたところで、ネットで調査してみたら、
いくつか参考になりそうな情報が見つかった。
内容を要約して以下に記述。

・ラテン語の“finire”にはもともと「最後まで行き着く」
 というような意味がある。
 また、“finire”の名詞形は “finis”で、
 「境界・境」という意味があるため、
 英語の“finish”にもそのイメージが引き継がれている。

・「終結する」という意を示そうとする場合、
 “stop”では終了の意味が弱く、状況によっては再開の可能性も含まれる。
 “finish”だと、終ることを予期していることになる。
 “end”だと、It no longer exists.を意味し、「終ってなくなる」つまり、
  再開の可能性はないことを暗示する。

・finish は立派に仕上げをして終える
 complete は初めから終わりまで完全に終える
 end は行なわれていたことが終了する

確かに、I've finished my homework.という例文と共に
私の頭にこびりついているfinishのイメージは、
「自分で頑張って終わらせる」って感じだなぁ。

なんか、finishに関しては、派生語も含めて説明が見つかるけど、
end関係の記述はなかなか見つからない。
ドイツ語では、どういう使用法なんだっけ?
なんてところまで気になりだしてきた。

しばらくは、このネタで遊べそうだ。





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