やっぱりもう少し外国語を勉強しよう。 って、何が「やっぱり」なんだか。
とりあえず色々面倒なので、 遊びとしての外国語をしばらくは楽しむことにした。 実用レベル・・・というのは難しいからね。
第一歩として、毎晩NHKの外国語講座を見ている。 ハングル語もフランス語もイタリア語もアラビア語も面白い。 もちろん、時間が合えば、ドイツ語会話も見ている。 制作費を安く抑えました風の変な人形劇(宇宙人とUFOが出てくる) の設定はどうかと思うけど、NHKなんてどれも似たり寄ったりだ。
フランス語に関しては、 ネットで超初級文法をチェックした。 基本構造はドイツ語も変わらないから。 とりあえず、人称と格変化、基本動詞の変化、疑問詞を確認。 これだけで、フランス語のCDを聴いていて聞き取れる単語が格段に増えた。 知っている単語を聞いて喜んでいる状態。
英語になると、知っているのに聞き取れない、という事態が、一番問題。 特に基本語ほど、聞き取れないときがあって、やばいと思う。 しかしその対策は簡単ではないので、後回し。
英語に関しては、とりあえず、 ラテン語ルーツの語源調査(特に接頭辞)と類義語の勉強をしようと思っている。
ラテン語ルーツは、 フランス語のCDを聴いていて結構英語と同じような単語が出てくるなぁ と思ったのがキッカケ。
英語の基本語の大半はゲルマン語ルーツだけれど、 全体の語彙に占める割合から見ると、ラテン語ルーツの語彙の方が多いのだから、 これは当たり前といえば当たり前だ。
たとえば、endとfinish。 ご存知の通り、endはゲルマン語でfinishはラテン語ルーツ。 フランス映画の終りは”fin”だし、ドイツ映画の終りは”Ende”だ。 両者が交じり合って、少々用法をずらしつつ共存しているところが興味深い。
で、じゃぁendとfinishは、どういう使い分けをされているのか? ニュアンスはどう違うのか?
私の感覚だと、endは名詞で、finishは動詞で使うことが多いのだけれど、 もちろんendは自動詞他動詞としても使用されるし、finishだって名詞になる。 endの方は、無理矢理終わらせるイメージがあって、 逆にfinishは自然に(時間が来て、材料が尽きて)終りになる、 もしくはしかるべき手順を踏んで終りまで到達する、 というようなイメージがあるけれど、果たしてそれは合っているのだろうか?
なんてことを、英英辞典と類義語辞典を使って、 勉強していこうかなぁと思ってる。
面白そうじゃない? と言っても、全然賛同を得られない環境に私はいるんだけれども。
ひそやかに楽しもう。 私の趣味は外国語です。と言えるようになるために。
***********************************************************
と、ここまで書いたところで、ネットで調査してみたら、 いくつか参考になりそうな情報が見つかった。 内容を要約して以下に記述。
・ラテン語の“finire”にはもともと「最後まで行き着く」 というような意味がある。 また、“finire”の名詞形は “finis”で、 「境界・境」という意味があるため、 英語の“finish”にもそのイメージが引き継がれている。
・「終結する」という意を示そうとする場合、 “stop”では終了の意味が弱く、状況によっては再開の可能性も含まれる。 “finish”だと、終ることを予期していることになる。 “end”だと、It no longer exists.を意味し、「終ってなくなる」つまり、 再開の可能性はないことを暗示する。
・finish は立派に仕上げをして終える complete は初めから終わりまで完全に終える end は行なわれていたことが終了する
確かに、I've finished my homework.という例文と共に 私の頭にこびりついているfinishのイメージは、 「自分で頑張って終わらせる」って感じだなぁ。
なんか、finishに関しては、派生語も含めて説明が見つかるけど、 end関係の記述はなかなか見つからない。 ドイツ語では、どういう使用法なんだっけ? なんてところまで気になりだしてきた。
しばらくは、このネタで遊べそうだ。
|