CYMA’S MURMUR

2005年01月17日(月)   万葉

最近読んだ本。

■万葉の人々
犬養孝 著  新潮文庫

読み返すのは10年ぶりくらい。
高校から大学の頃、私は万葉集が大好きだった。
一瞬、国文学者になろうかと思ったこともあったほどだ。

久々に、万葉な気分になったから、本棚の奥から引っ張り出した。
でも読んだのは前半だけ。
私が好きなのは、万葉の1期だけなのだ。

後半の、柿本人麻呂とかは、全然好きになれない。
万葉1期の、伸びやかさが素敵。
そして、多分にもれず、額田王のロマンスも、好き。

この本は、ほんとうにわかりやすく、入門には最適だ。
著者の、優しく、品がある解説からは、
何より歌を愛している気持ちが痛いほど伝わってきて、
こちらも襟を正さなくてはと思う。

そういえば、高校の頃、
「あなたは外国人と結婚するといいと思うのよ。
アメリカ人だったら、夕飯ハンバーガーでも何も言わないと思うし」
と、ウチの母がよく私に言っていた。
言い換えれば、
「日本人の妻はこの子にはつとまらないだろうなぁ。
アメリカ人なら家事をしないで仕事に専念する妻にも理解がありそう。
外人となら結婚できるんじゃないの?」
ということだ。

それに対して私は、
「外人でもいいけど、万葉集を理解できない人とは結婚したくない」
と答えていたのだった。

ベースとなる文化が異なるとコミュニケーションが大変だろうから、
というような理由ではなくて、
単に「この歌、いいと思わない?」と話を振ったときに、
「?」という反応をされると寂しいなぁと思っただけなのだけれど。

ついでに言えば、今まで付き合った人で、
万葉の歌を少しでも理解しそうな人なんて1人もいなかった。
もしかすると、日本に興味を持ってやってきてる外国人の方が、
その当たりの造詣は深いかもしれない。

それはさておき、万葉集を片手に、奈良1人旅とかもいいな〜
なんて気分になってきた。
その気にさえなれば、簡単に実現できることなのに、
今まで1度も実行に移したことがない1人旅。

そろそろチャレンジしてみようかしら。





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