ビリー・ジョエルのベスト盤を久々に聞いてみた。
英語のリスニングも兼ねて♪ などと思っていたけど、大部分歌詞を覚えていたので、 リスニングにはならなかった。
HONESTYとかSTRANGERとか、ほぼ100%歌詞覚えてた。 スラスラ歌える自分にびっくりだ。 まぁ、それだけの熱心さで大学時代の私が何度も聞いていた、 ということなのだろうけど。
私の頭の中には、歌詞を溜め込むためのエリアが存在していて、 その領土はかなり広い。
80年代歌謡曲、などの特集があると、 あれもこれもどれもそれもソラで歌える自分が恐ろしい。
思うに、私は「言葉」に対する興味が強くて(その割には文章杜撰だけれど)、 「言葉」がメロディに乗ることにより、 更に記憶に残りやすくなっているということなのだろう。
今なら、知らない言葉は、辞書やネットですぐに調べられるけど、 小学生の私は、誰かに尋ねることもせず、ただ言葉を内側に溜め込んでいた。
チェッカーズの「涙のリクエスト」の中に、 「ミッドナイトDJ」「トランジスタ」などの単語が出てくる。 小学生の私にはさっぱり意味不明だった。 私は、「トランジスタって何?」と親に聞くこともせず、 それらを内なる”わからない単語リスト”に書き加えて、 意味がわかる時をただ待っていたのだ。 中学生のときだと思うが、 これらの単語の意味がわかったときの嬉しさは今も覚えている。
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