本日付で私の異動が公示された。
私的には今更という感じなのだが、 何人かの知り合いから、「異動したの?」と声をかけられた。 みんな人事情報なんて、見てるんだなぁ。
プロジェクトという現場にいる歩兵は、 どこの部署に所属していたところで大して違いはないんだけれど。
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前の会社も、今の会社も、私が入社した当時は「プロジェクト制」をとっていた。 プロジェクト(案件)が立ち上がる毎に、 それに適した人材を集めてチームを構成する、という手法。 私はこの「プロジェクト制」という奴が結構好きだった。 それぞれ異なるスキルを持った人間が集まり、何かを作り上げるという雰囲気が。 もちろん、そんなに理想的にことが運ぶわけではないのだけれど。
結局、責任の所在を明確にしたり、独立採算だのなんだの言ううちに、 前の会社も、今の会社も、事業部制に移行してしまった。
事業部制になると、何が起こるか? 人材の囲い込みだ。
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気心が知れた、そして能力がわかっている社員を、 事業部が囲い込むようになる。
わからなくもないんだよね。 人材を囲い込みたくなる気持ち。
システム開発なんて、いいメンバが集められるかどうかが肝なのだから。 マンバリューが成否のほぼ90%を決めるのだ。
でも、囲いこまれる立場からすると、少々微妙。
1つのプロジェクトから抜けるとき、 いくつかのプロジェクトが私にオファーをくれても、 どうしても同じ事業部内のプロジェクトに配属されることが多い。
本人の希望には関係なく。
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適材適所って、なかなか難しい。
今回は、割と希望通りのところに異動させてもらえたので、 頑張らなくてはいけないなと、少々真面目に考えている。
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