CYMA’S MURMUR

2004年04月26日(月)   年齢とプライド


私が好きな領域(でも経験は浅い)の仕事を与えられて、
久々にのめりこんで作業した。
時間が経つのが早い。

しかし経験不足がたたって、重要なポイントで迷いあぐねている。

師匠を探したけど、なかなかタイミングが合わず、
会えずに途方に暮れていたら、向こうからやってきてくれた。
ちょうど30分空き時間があるというので、
たまった質問と相談をぶつけた。

「できる」ことの証明は簡単だけど(やってみればいいから)、
「できない」ことの証明は難しい(ちゃんと理屈を説明できないと意味ないから)。
一人では「不可能」という結論を出す自信がなかった。
師匠にも確認してもらい、
やっぱり根本的な改修が必要であるというところに落ち着いた。



今のところ、師匠と私の関係は、「前に一緒に仕事したことのある人」。
だから、彼が私に時間を割いてくれるのは純粋に好意だ。
狭義の仕事の範疇からは、はずれている。
もちろん、社員教育という広義の観点からは仕事の一環だろうけど。
私が日頃からマメにお菓子のお裾分けをして、
雑談をして交流を深めているというのもある。

「まずはプライベートな人脈を使え」

というのが、いつの間にか私のやり方になっている。

たとえば、今回の作業も、もし元彼の得意分野であったなら、
私は迷わず元彼を利用しただろう。
無理矢理呼び出すことだってしたかもしれない。
残念ながら元彼はこの分野がとても弱いのだけれど・・・

でもこのやり方が間違っていること、うすうす感じてはいるんだ。

本当は、「オフィシャルな人脈」を使うべき。

わからないことがあるなら、
私にその作業を指示した人にまず相談すべきなのだ。
現状報告も兼ねて。

でも私は、変な意地があって、
できることならその人には苦労の跡は見せずに、
結果だけを手渡したいと考えている。

不要なプライド、なんだろう。

「新人ならともかくイイ大人なんだから、自分で解決しろよ」
と思われるのが怖い。

マニュアルを読む、とか、何かを調べる、とか、
そういうレベルで解決できるならいいのだけれど、
今私がやっている作業は熟練の経験者ですら手こずるような領域なので、
社内有識者のヘルプが必要であることは明白だし、
私は経験が浅いんだからそれを恥じることもないのにね。

何をしても、「いい年なんだから自分でなんとかしなきゃ」、
と思うことが、状況を悪化させているなあと、
遅まきながら気づいた。

かといって、すぐにどうこうできるわけではないんだけどね〜。
ため息。






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