2003年12月10日(水) |
久しぶりに元彼に会った |
元彼Y。
私の中に、一番大きな存在を占める人。
突然に始まった恋は、一気に熱を帯び、
一緒に暮らして、すぐ破綻した。
でも、短くても、お互いの気持ちが100%ピタリと一致したときがあったのだ。
期待はしていないけど、
やはり、今後も、彼のように私を受け入れてくれる人を求めるだろう。
1年7ヶ月ぶりの再会。
変わらない調子で彼は現れた。
ちょっと白髪が増えたかな。
相変わらず、年下の女の子を追いかけているというのには、
苦笑するしかないね。
しかも、私の前の彼女も絡んでいるらしい。
ちょっとだけ、嫉妬。
私と別れてから誰とも付き合っていないと聞いていたから、
ホンの少し”焼けボックイ”を期待したけど、
会った途端「それはあり得ない」と納得できた。
彼の中では、しっかり、はっきり、私は過去になっている。
過去にはなったけど、一応私は彼の懐に入ったところで止まっているから、
だから夜中に電話しても優しく聞いてくれるんだね。
友達だよね。。。
例の既婚男のせいで疲弊して取り乱して真夜中に電話する私。
「もしもし、起きてた?今ちょっとだけ時間いいかな?」
礼儀として聞く私に
「なに、他人行儀にあらたまってんだよ」と笑う彼。
4時間近く、飲み屋で過ごした。
お互いの近況、恋の話、
それから、あの頃の話。
ヒールの高いブーツを履いた私の隣で、
記憶の中より背が低い彼。
あの頃私は、ペッタンコの靴ばかり履いていたね。
最初の頃のデートは、ヒールを履いてたんだけど、
途中からヒールなしの靴に切り替えたら、
「あれ、今日はなんだか、ちっちゃいね」って笑ったよね。
私と別れた理由を彼は
提供できるものが何もなくなったから
だと言った。
しぃまはいつも同じように宥めて支えてもらえばよかったかもしれないけど、
俺が飽きっぽいから、いつもと同じ慰め方なんてできないんだよ。
そして、ヴァリエーションが尽きちゃったから、
一緒にいられなくなっただけ。
なんだってさ。
相変わらず、適当なことを言う彼と一緒にいると、
ツライことも忘れて笑えて来る。
なぜ、あのとき、
そう振り返って後悔しても、意味はないね。
何か決定的なONE POINTがあるわけではないから。
全てが積み重なって道を作ってく。
そういうことを無言で確認しあった。
奴がうちでスマートに皿を洗った話をしたら、
「それ、俺に対する、嫌味?」って笑った。
違うよ。
たった1晩泊まりに来てお皿を洗うのと、
一緒に暮らしてる生活の中での皿洗いは全然違う。
そんなこと、私だって、よくわかってるよ。
奴がね、うちに最初に来た日、
お風呂の電球を取り替えてくれたの。
それで、虫も殺してくれたんだよ。
そう言って泣く私を、ちょっと困った顔で見てたね。
彼女ができちゃったらしょうがないけど、
でもね。彼女ができるまでは、
私が家で困ったとき
たとえば電球が取り替えられないときとか、
ゴキブリが出たとき
うちに来てくれる?
そう聞いたら「いいよ」って言ってくれた。
嘘でも嬉しいよ。
きっと、そういうとき、
あなたの電話はむなしく鳴り響くだけ。
きっときっとつながらないのわかってるけど。
嬉しいです。
恋愛で大人になる必要はない
そう、あなたは、言う。
感情をおさえる必要はない。
思ったことを出すしかないんだ。
それでも、大丈夫なときは、大丈夫だから、と。
今回の奴の件で
私がすごく自分の感情をセーブしてたことに関して
「それは俺のせいだな」と呟いてた。
確かにそれはそうなんだけど、
勝手に臆病になったのは私。
傷つきたくないと、打算的になろうとして、
それでもやっぱり恋にはまってしまった。
元彼に会って、
全てが過ぎたことであることをようやく確認できた。
やっと終わった。
まだ想い出は胸に痛いし、
「鎌倉とか競馬とか、関連ワードを未だに避けてるんだよ」
という私の話に彼は苦笑していたけど。
今現在の彼の想い人は、
なんと最近私の実家の近くに引っ越したそうだ。
初めてのフリをして、あの辺りを歩いた、そう言っていた。
梅畑の前で、初めてキスをしたこと、
お願いだから忘れないで。
どれだけ時が流れても、
どれだけ距離が離れても、
あの想い出は、二人だけのものだから。
******* 追記 *******
私の傷心を心配てくださる何人かの読者の方から メールをいただきました。 心よりお礼申し上げます。
リアルしぃまを知っている人間は知るよしのない心の奥底を、 日記によって熟知している人がこの世のどこかにいるということに、 やっぱり驚いてしまいます。素朴な感想ですが。
気分的にはアップダウンが激しく、 また体調もすぐれず、仕事も忙しいままですが、 しぃまは何とかやっております。
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