2003年02月24日(月) |
結婚しないということ |
祖母が母に、 「子供たちがいつまでも結婚しないのは、 あなたたちが親の務めを果たしていないからだ」 とノタマッタらしい。 あなたたち、とは私の両親を指している。
母方の他の親戚も、 「子供の結婚は親の責任。あんたが悪い」と仰ったそうで。
ある程度の年齢以上の未婚女性が、 両親から「結婚しろ」とせっつかれたり、 会社で結婚しないことについてセクハラまがいのことを言われたり、 そういう事例は世間で聞いたことがあるけれど。
娘が結婚しないため親戚からいじめられる母親、 ってパターンは想定していなかったなあ。
まあ言いたい人には言わせておけば?って思うし、 頭悪い物言いだなあとも思うけど。
私に直接「結婚しろ」と言わないのは、遠慮なのだろう。 控えめに「誰かいい人いないの?」とは聞いてくるけれど。 直接言ってくれれば、いくらでも説明してあげるのに。
子供を産み育てて一人前、みたいなバカな意見は聞きたくない。 あなた方は結婚してそれほど幸せだったのですか? 他の幸せは一切認めないと言うほどに?
絶対結婚しないというわけではないけれど、 そんなものはタイミングだし、 誰でもいいから結婚したいなんて思わない。
私が俗に言うエリート(東大卒とか外交官とか医者弁護士とか)と 結婚すれば、祖母は喜ぶだろうし、親戚は妬むだろうと思う。 呆れるほどにスノッブな世界なのだ。
専業主婦をバカにするわけではないけれど、 少なくとも私は自分で稼いで暮らしているわけで、 誰にも迷惑かけていない。 心配させているじゃないか、という意見は却下。 私の生活について、とやかく言われたくはないのだ。
結婚というただの制度にそんなに思い入れている人々は、 私が結婚したところでどうせ、 子供はまだか、と言い出すだろう。 子供の成長とともに、どこの学校に進学した、とか、 どこに就職した、とか、いつまでもそんなことが続くだろう。
私は「自分」にこだわりすぎて、 そういうところは子供かもしれないけど、でも。 今はこれでいいのだから。
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