CYMA’S MURMUR

2002年06月17日(月)   仕事とプライベート

鮮やかであんなにも大きかった思い出が、
しゅるしゅるとあっと言う間に萎縮していった。

あの辛さから逃れられた。

でも一抹の寂しさがぬぐえない。

辛い思い出から解放されたのと同時に
幸せな思い出自体も色褪せてしまったから。


仕事は山場を迎えていて。
徹夜とか出張とか休日返上とか深夜のタクシー帰宅とかそんな感じ。

ようやく勝手がわかってきて、
自由にやれる環境が整った。
自分の力を発揮することも頼られることも。

あとちょっとすれば、もっと楽になれる。何もかも。

社会人になったとき「なんて楽なんだ!」と思った。
プレッシャーとか責任はあるけれど、
家でリラックスできるのが何より大きかった。

私の行っていた大学は厳しくて、留年者も多数いた。
勉強しなきゃと思いつつダラダラしている堕落学生ではあったが、
それでもレポートやテストが始終気にかかっていた。
家でもその状態に変わりはなく、
だからこそ緊張から一瞬でも逃れたくて、あの頃はよくお茶を飲んだ。

コーヒーをドリップしてみたり、
ロイヤルミルクティを入れたり、
ラム酒を落としたり紅茶の様々なバリエーションを試した。

働くようになって気づいたら家でゆっくりお茶を入れることがめっきりなくなっていた。
そんなことしなくても家は私のプライベートスペースで、誰も私に強制したりしない。
会社に行かない時間は、私は家で好きにしていていいのだ。
なんと素晴らしい!

仕事が順調になれば、私はまたもっと自由になれる。
別な世界が新たに開けるかもしれないではないか。

だから今は。仕事を頑張ろう。




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