過去の”嗜好回路”
 G氏や海賊や花出やその時の萌えごと
という黒歴史

2002年10月09日(水) 逃避

今日の私は逃げてばかり。

チェリーのことを意識的に考えていない。

心の中で謝りながら、それでも目を背け続けている。

そのせいなのか寝坊もいつも通りだったし、お母さんの携帯も夢中で教えられた。

お母さんに「あなたってチェリーがこんななのによく眠れるわね〜」と半ば呆れられたけど。

違う、それも逃げてたの。


夕方お父さんが帰ってきて、兄ちゃんが帰ってきて、2人で病院に行った。

様子を聞くため。

このあたりからポッカリしてどうしようもなくなって、頭まで布団に被った。

何かこの心情に合うガクの曲はないかと必死に探す。


『12月のLove song』


サビの盛り上がりのところで私は泣いた。

目を閉じなくてもその気がなくても、ツー・・・ツー・・・と流れ、枕にびっくりする
ほどの跡をつくった。

彼女がいない日常を想像して泣けた。

少し「来るべき未来」を考えてみた。

でも、それはまるで光の反射のように一瞬で拒まれた。

それでもその場面の私はどれもこれも泣き崩れていた。

まともな生活なんか出来やしない。

今だってやることは山とある。

やらなきゃいけない。

でもやらない。

やりたくない。

警報が鳴ってても聞こえないフリ。

聞こえない。

聞こうともしない。

体も心も


全てが億劫だ。



私は「死」を受け止められない。

受け止めたくもない。

逃げがよくないことは分かっているつもりだけど出来ない。

ほんとに「つもり」だね。

考えたくない。

クソ食らえ。

変わらないでずっと一緒に暮らしていたい。

うるさいくらいに側に纏わりついていてほしい。



・・・いなくなるなんて考えたくない。




いつまでもこのままで。










経過は順調で、病院の食事に文句をつけるまでになっているらしい。
私以外の家族は笑って喜んでいた。


私だって、すごく嬉しい。


でも明らかにさっきまでより遥かに落ち込んだ。



なぜなら








『現実』が私の頬をかすめたから。
次は胸を抉り取ると宣告されたから。






モウ逃ゲラレナイ。 今回ハ良カッタケド、
「ソノ日」はカクジツニヤッテクルヨ。




うるさいっ!黙れ!!!











私は強くない。


呆れるくらい


弱い。








下の階からバラエティ番組の笑い声と家族の楽しそうな声。








何故笑えるの・・・?





私が一人でおかしいの?チェリーが無事でよかったってニコニコしてればいいの?




ごめん。今は 笑えない。

















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らんまる