◆少女の赤いぼうし(マスタード風味)...小林 明香

 

 

エタノールとメタノールの混ざったもの。 - 2002年11月17日(日)

それが混ざった、コップ一杯の燃料用アルコールを飲んだ。

咽喉とお腹がシュワシュワする。

透明な液体。きっと、飲み物じゃないけれど。

あたしの嫌いな炭酸の味がした。気分が悪い。心臓がドキドキする。


ケータイのメモリの整理。連絡つかなくなった人を削除していったら、
半分以上の人が消えてしまった。
哀しいね。いまのあたしは、とても孤独。
周りのみんなは、友達や恋人ができたりするのに、
どうしてあたしは、いつもひとりぼっちなんだろう。
永遠に救われない孤独と狂気螺旋の中で。


無意味な言葉。
今此処に並べて、喚いているだけの言葉。


あたしには、死にたいと思うことが、よくある。
しかしながら、未遂に終わって、ほっとする人も居てくれる。

自分の命を、無くすなんて、損でしょう。
折角今まで息をして来れたんだから。
命を無くしても、なんの得にもならない。

あたしの命は、何円で買えましょうか?



投票ぼたん。続きに期待は注文しないで。


あたしは、マリオのように、命を何個も持ってない。
与えられた命は、たったひとつしかない。
あたしは、自分の存在を肯定できなくなってる。
現実のすべてが重く、重くのしかかってくる。
人間なんて、100年もほっとけば勝手に死ぬのに、
自ら死を選ぼうとする。

あたしでさえ、死にたいと思うときがあるのに、他人が死のうと決意して書いた文章を
読むのは心が痛む。不思議だけれど、心配になる。
後遺症に苦しんでないか、とか
生き延びたか、とか。
でも、あたしには、祈ることしかできない。
それは、とてもとても、無力な事で。


あたし以外の人にも、彼女を心配した人が、きっと、居るでしょう?


あたしは、文章には出さない。
死ぬ予告なんてしなくたって、人を傷つけなくたって、死んでみせる。
あたしは、死なない。




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