彼と接触すると、あたしの中で何かが死に、何かが生まれる。 誰といてもそう思うけど彼との場合それが異様に大きい。 本当に心ごと支配されている感じだ。 なぜか彼のことを書くときは、泣いてしまう。 今では決して目の前で涙を流すなんてありえないけど。
そう、もうありえないね。きっと。
今日ふと鏡を見たら、違う女に見えたあたし。 そいつはぼんやりしているようで赤々と燃えるような欲望を抱えた 獣のような眼をしていた。 きっとまた何かが死んで何かが生まれた。 あたしの中の可愛い怪獣(baby)。
だれかとめてよ おさえつけてあの木に縛るの 誰かお願いとめてよ きつくきつくあの木に縛るの 朝がきたとき あたしは生きてるのかしら? 生きてるのかしら? がじゅまるの木の下で (cocco がじゅまるの木)
ちょっと前、感情が死んだようになったと感じていた。 顔に表情は在っても何も心に響かないで すべてひび割れていく、そんな感覚。 けど今は深く響く感情の波が寄せてはかえす。 波になぶられるたびにあたしの意識は浮遊する・・・。
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