2015年05月02日(土) |
な、なんと33万人の大田区民が選挙を棄権! |
今回の区長・区議選挙は相変わらずの低投票率だった。なんと、当日有権者57万2311人のうち33万22人が棄権をしたというのだ。区内全域での投票率は42.3%。6割近い区民の方々が、もっとも身近な政治である「区長・区議」に無関心だったことは、危惧すべき事態である。
特に富裕層が住む田園調布小学校(投票所)の投票率は35.90%と極めて低いものだった。富裕層にとっては「区議会なんかどうでもいい」ということだろうか。実際に田園調布に住所のある議員はいない。
確かに、65名も出馬して多くの候補者が街頭演説ではなく、「おはようございます」「いってらしゃい」では、選らびたくもなくなるのかもしれない。その意味では、候補者側も発信力を高め、名前の連呼だけではない政策演説をすべきだろう。
ただ、実は既存政党の中には投票率が低いほうが有利と思われ政党もあるのだ。組織力がしっかりしている公明党、共産党、そして、区議選では自民党もそうかもしれない。
国会では、選挙権を18歳に下げる検討がされているようだが、現状では選挙権の引き下げより、主権者教育を義務教育のレベルから徹底する必要があるだろう。
国によっては選挙を棄権するとパスポートを発給しない国、又罰金を科す国等がある。そこまでの強制はどうかと思うが、国民として主権者として「代理人を選ぶ」という権利と義務は必ず行使していただきたいと思う。
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