いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2014年06月26日(木) 最近、地元で見たすてきな女性たち

 自分たちの当選のためには、どこの政党がいいのか。次期選挙のためには、どうしたらいいのか。等、国家国民のことより、自らの議員バッチに恋々としている人々が少なくない業界(?)にいると、心が荒む。

 一昨日、毎週早朝6時半から蒲田で行われている経営者モーニングセミナーに自転車で出かけたのだが、その途上ステキな光景に出合った。JR線路際の柵と区道の間の地面に、雑草がたくさん生えている。

 それを、黙々と抜いている年配の女性がいるではないか。道路脇にしゃがんで、一人で。長い線路脇の地面が、彼女が「作業終了」した部分だけはキレイになっている。さらに、驚きは、雑草の中でも花をつけているものは、残しているのだ。なんという心遣いだろうか。


(まだ、彼女が着手していない区間)

 早朝6時前。家で寝ていてもいい時間帯。線路脇の草を抜かなくても、誰も文句を言わない。さりとて抜いていたとしても、ほとんどの人が無関心。誰にも褒められることなく「人のため」に働く。我が国民が古来からもっていた精神文化だった。

 そして、帰宅すると、自宅マンションのエントランスにいつにも増して豪華な生花が飾ってあった。これは、同じマンションに住む生花の先生が、無償でいけてくださっているものだ。

 普段は、カウンターの上に納まる小ぶりの作品だが、今回は大きく、納まりきれずに、台を用意されたようだ。これも、杓子定規に言えば、管理会社が管理費から花を飾ればいい、となるのかもしれないが、何も求めない無償の行為がありがたいではないか。




 我が国には「お天道様が見ている」「閻魔様にしかられる」など、誰も見ていなくても、必ず神が、天が見ているという、善行を奨励し悪事を抑止する精神文化があった。

 ところが、いつの間にか日教組ごときの「あなたらしければいい」という、「個」重視教育の弊害で「公」に奉仕する心が薄れてしまった。

 この際、どうせなら、中国や韓国のように、ウソや捏造でもいいから「とにかく相手が悪い」という、精神文化を作り上げるか。そうすれば、もう少し国際社会で発言力が深まるかもしれない。

 多分、日本中にいらっしゃるであろう、無償の奉仕をされているステキなあなた、ありがとうございます!

 


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