2014年06月11日(水) |
スクランブル、中国機圧倒的第一位の座をGet! |
集団的自衛権問題が花盛りであるが、現場の自衛官にとっては政治家や官僚の「言葉遊び」に付き合っている暇はない。それは、常に緊迫した「事例集にない想定外」の事態に直面するからだ。その「想定外」にも冷静沈着に対処出来るように日夜厳しい訓練に励んでいる。
陸上自衛官は、宿営地の外で常に銃声の聞こえる地で平和維持活動を行い、海上自衛官は灼熱の太陽の下、我が国の生命線であるシーレーンを海賊から護っている。さらに、我が航空自衛隊は日々、我が国領空に接近する「防衛対象国」の戦闘機、偵察機(時としては爆撃機!)に、領空侵犯に対する措置(通商スクランブル)を行っている。
過日、防衛省が発表した昨年度(平成25年度)のスクランブル回数は、前年度比243回増の810回だった。そして、このうち対中国機に対するものは109回増の年間415回にのぼる。
中国は、あの「とぼけた女報道官」が「日本が挑発している」としているが、我が国防衛省の発表と中国外務省の発表、どちらが正しいかは、マトモな在日中国人に聞いてみれば、すぐわかるはずだ。
中華思想とは「世界の中心に中国がある」というものだし、中国、韓国人の思考回路と日本人のそれの違いは、彼らが「常に他人が悪い」と思うのに対し、我々は「人さまに申し訳ない」と思う点である。この基本的思考哲学を乗り越えるためには、こちらも「強く出ることが肝要」である。
2年前に、パラオという人口2万人の島国の国家警察が領海侵犯をしていた中国船に銃撃。中国人船員2名が死亡、25人を逮捕したことがあった。中国はヒステリックに抗議したが、それ以来パラオの領海を侵犯した話は聞かない。パラオ大統領は、銃撃について「ここはパラオの海だ」と語った。これが国家であろう。
共産党や朝日、東京新聞の言うように「戦争をする国にするな」当然である。が、「撃てない国」には、彼らは図々しく入ってくるのも現実である。逆説ではあるが、「戦争の出来るフツーの国には誰も戦争をしかけない」のである。パラオの決意からも、よくわかるのではないだろうか。
中国機の領空侵犯については、ひるむことなく国際法と対処基準に基づき、毅然とした態度が望まれよう。事無かれ主義の、一部の政治家や官僚に阻止されないよう、くれぐれも!
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