2013年11月29日(金) |
国会議員秘書のお給料は、おいくら? |
4月16日から10月31日まで約半年の間、中山恭子参議院議員の選対事務局長兼ねて公設第一秘書として勤務させて頂いた。地元に戻ると「秘書っていくらもらえるの?」という質問を、よくいただく。そこで、今日は、国会議員の公設秘書(国から給与を支給される秘書)の給与についてお知らせしよう。
公設秘書には、政策秘書、第一秘書、第二秘書の三種類があり、議員一人あたり各一人の給与等を国が負担することになっている。なお、政策秘書以外は、特別の資格は必要ない。
私が頂いていた給与は、第一秘書2級2号給というもので(上記明細のとおり)、勤続8年以上11年未満の者に支給される給与だ。なお、勤続とは、会社、団体などの勤続年数もある割合で加算される仕組みだ。
この2級2号の本給は511,176円で、他に住宅手当(賃貸住宅のみ最大27,000円)と通勤手当一律30,000円が支給される。
同じ号給で政策秘書は523,448円、第二秘書は374,768円である。政策秘書と第一秘書はほとんど変わりないが、第二秘書は極端に安くなる。たぶん、第二秘書はドライバーを想定して制度設計がされたのではないだろうか。
月額給与以外に、期末手当が年間4.15ケ月あるので、私が年間勤務したとすれば、年収825万円余りとなる計算である。区議会議員が年間1000万円程度であるのと比較しても遜色のない金額だと思うが、区議会議員とは違った苦労が、秘書にはあるので、金額だけでの比較はできない。
区議にしても秘書にしても、決まった日に決まった給与が入ってくることがどれほどありがたいことか、でない立場になるとよくわかる。どうか、区議、都議、国会議員諸氏におかれては、安定的給与が出ることに安住しないで、「出ない立場」又は「出ても少ない」立場の国民目線にたった、政策実現に尽力して頂きたいものである。
私も、「痛みのわかる国会議員」を目指して頑張ろうと思う。
追記:火曜日に「痛み」は十分すぎるほど「わかった」が…
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