いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2013年10月27日(日) 「赤旗」ちゃん!事実を報道しなくちゃダメじゃん

 なんでも、自分たちに良いように解釈する「ご都合主義」は、共産党や日教組、反日市民運動家等、左翼の皆さんの最も得意とする処世術である。そして、その最たる象徴が「赤旗」という新聞ではないだろうか。とにかく、共産党は「絶対善」で、共産党以外の政治家が、何かしでかしたら「狂喜乱舞」で、「悪人だと」書きまくるのが常なのだ。

 私も、何度かこの由緒正しい左翼新聞に取り上げて頂いた。ずいぶん前だが、集英社のヤングジャンプという漫画雑誌に本宮ひろし氏(実は航空自衛隊生徒の先輩)が、「国が燃える」という歴史漫画を連載していた。ところが、史実に基づかないヒドイ描写に、集英社に抗議文を送った。すると、集英社が非を認め連載中止になったことがある。

 すると、赤旗さんは「航空自衛隊予備自衛官、大田区議、言論弾圧」と、社会面に書いてくださる。正当な抗議行動まで、「気に入らない相手」であれば、「言論弾圧」と書く、立派な判りやすい編集方針にはいつも脱帽している。

 さて、本日の「脱帽」は、さる15日伊豆大島を襲った土石流を書いた「赤旗日曜版」の特集記事である。

(青い付箋のところが町長の記事)

 この被害の当日、大島町長の川島理史氏は島根県隠岐の島町に公務出張(イベント)していて不在だった。ところが、まずいことに、大島に大きな被害が出ていた夜、この町長さん以下のような行動をお取りになっていたのだ。

16:07 大島町総務課長から電話で「明日午前2時第一次非常配備体制を取る」と町長に連絡
18:05 気象庁、東京都が「土砂災害警戒情報」発表
19:00 町長は隠岐の島町総合体育館で懇親会に参加、飲酒
21:00 さらに女性のいる飲み屋「ラウンジ」に移動、飲酒
23:00 宿泊ホテルへ戻る(以降午前3時まで熟睡←本人記者会見)

02:42 大島島内の住宅倒壊
03:10 警視庁大島警察署より大島町に対し「避難勧告」を出すよう要請
03:30 大島警察署より再度「避難勧告」の要請(大島町は出さず)
08:00 同行の大島町職員が町長の部屋に「お迎えに」
09:00 「自然公園とジオパーク」というイベントに参加
11:00 テレビのある会議室で待機
12:30 弁当の昼食

 いやはや、到底住民の生命財産を預かる首長(町長)の行動とは思えない「呑気」なお方である。さて、あの「政治家の不祥事追求」においては由緒ある「赤旗」にとって不幸だったのは、この川島町長さんは全国で8名しかいない「共産党の首長」であることだ。

 上述のような行為を自民党や他党、無所属の首長やったら一面を使って「追求大キャンペーン」を繰り広げることができたのに、今回は調子が悪い。一面の下に4行ほど「いい訳」のように使い「土石流を過小評価していた」との町長のコメントを掲載しただけなのだ。

 さらに、さすが「赤旗」さんである。身内のドジには目をつむりながら「都は警戒区域にする調査をしていなかった」やら「気象庁は予算も人員も減り」などと、まるでこの町長のドジは、東京都と気象庁のせいだと言わんばかりなのだ。

 どうか、心ある(そんなヤツがいるとは思えないが…)共産党員におかれては、日本共産党中央委員会に対し「伊藤理史大島町長の辞任こそ、わが党がマトモな政党である証左だ」と進言されたい。

 しかし、なざ大規模災害発生時の首長や総理は「左翼」なのだろうか?神のみぞ知るのかしら。どうか、有権者のみなさまには「理想ばかり語る」「決断できない」共産党や労組系、またはイケメン系首長をお選びにならないよう、くれぐれも!

 


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