いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2013年07月01日(月) 東京都議会議員選挙総括@衆議院議員会館

 傷心(理由は29日のブログで)の帰国後初仕事は、日本維新の会東京都総支部主催の都議会議員選挙総括の会である。落選した都議会議員候補も20名程度参加され、お葬式のような雰囲気だった。藤井孝男選対委員長(衆議院議員)は、落選候補を前に挨拶され、「本当にお疲れ様でした」と、深々と(ほとんど机に頭がつくぐらい)礼をされた。

 何度も選挙を経験されたお立場から、落選した彼らの(人ごとではないが…)の気持ちがわかるのだろう。真摯に頭を垂れる党重鎮の姿は、言葉にこそ出されなかったが「すまなかった」と語っているようで、感動した。

 望むべくは、この支持率急降下の責任者がこの場に馳せ参じて同じことをしていただいたとすれば、若い候補者達は捲土重来の意思を強く持てたのにと残念でもある。

 何人かの初挑戦組みが、今後の戦いや党への注文の発言をされた。いささか「青いな〜」と思う意見だったが、4勝2敗の経験から苦言を呈した。それは、選挙に王道はないこと。いかなる逆風でも当選出来る地盤、それは政党ではなく「自分党」の実力をつけることだ、と。

 昨年末、衆議院落選候補を前に橋下代表代行(当時)がこう語ったことも披露した。

新年会1000件回るって?意味ないよ。僕は1件もいきませんよ。アグレッシブじゃないな。

 私の目前には、アグレッシブじゃないと酷評された都議落選候補(元職)がいた。関西でも市長選挙での惨敗、今回の都議選の惨敗を受け、多分、橋下共同代表も、実は選挙には「アグレッシブではない地道な活動」が大切なんだということを感じているのではないか、と。

 その場に居た参議院東京地方区の候補予定者は、肘を机につき、藤井、山田両代議士が背広着用のなか、背広を脱いでの参加。マスコミで聊か名前が知れていた、と言え過去の栄光である。

 余計な御世話が得意の私は、肘をたたいて無言で「おやめなさい」と微笑んだ。人前で腕を組んで話しを聴く、肘を机につく、ハンドポケット等、いずれも「上から目線」で嫌われることは、歴戦の候補ならやらないことだ。有権者は、候補者の意外なところを見ていることを知らねばならない。生意気ですみません!

 落選された候補の皆さん、お疲れ様でした。これであきらめず「風」など頼りにしない戦いのため、今日から頑張りましょう!

 会議が終わり、参議院選挙のポスター貼りの御協力のお願いに、ある都議落選者のご自宅を訪ねた。奥様が応対され、もう政治には関わらないこと、今は町会役員として地元神社のお祭準備で忙しいこと、等を話された。

 嗚呼!彼の政治生活32年の終焉か…


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