いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2012年05月24日(木) サル山紛争収まらず@自民党大田区議団

 今日は、大田区議会臨時会だ。別に火急の議案がある訳でもないが、今年の議会内の役職を決めるだけで集まっているようなものだ。しかし、「役職決める」では、対外的に議会側も役人も恰好がつかないから、「どうでもいい議案(少なくとも私にはそう見える)」と出して、形を作る。

 メインイベントは「議長・副議長選挙」だ。いずれも法令上の任期は4年だが、毎年代わるのが恒例化している。それは、その肩書きが「元職」そてい使えるし、報酬も増えるからだ。

 ところが、前期あたりから自民党の議長や監査委員で「辞表と書かない」輩が出始めたのだ。これは、自民党会派の内輪もめで、うまく合意できなかった結果だ。

 前期までは、親区長派を河津派、反区長派を永井派と、それぞれのドンの名前をつけた派閥にわかれていた。人数もほぼ拮抗していて、幹事長や議長を選ぶのに、いつも対立していた。そして、ついには同じ自民党でありながら、控室に税金で壁まで作ってしまったのだ。なんともはや!

 ところが、選挙が終わり一緒になったかと思いきや、まだシコリは残っているようで、うまくいかない。ただ、それぞれの親分だった河津、永井両氏が議員を引退してしまったので調子が悪い。

 ボス猿争いの調停役たる長老すらいないサル山は大騒動である。旧河津派(区長派)は、現議長に代わり、羽田の安藤充議員を出したいらしい。これには、松原区長や、その取り巻き役人の思惑もからんでいる。

 ところが、自民党内では少数派になってしまった現高瀬三徳氏は「辞表を書かない作戦」に出たのだ。法的には議長は任期4年。辞表を書かなければ居座れる。

 そして、自民党の岸田哲治議員、どうしちゃったのか、議事録の残る議会運営委員会で「我が自民党は議長に安藤充氏を推挙する」と発言してしまったから、議会がとまってしまった。

 また、当の議長になるはずだった、安藤議員、特別委員会を欠席したのだ。なぜなら、議長は特別委員にはなれないからだ。つまり、オレは議長なのだから、特別委員会には出ない、と筋を通したつもりだろうが「筋違い」である。

 やめておくれよ、お家の喧嘩を表に出すのは。区議会最大会派としてのプライドはないのだろうか。これでは、良識ある役人に、ますます区議会が軽視されてしまう。

 もっと言えば、誰が議長になるか、そんなことは区民にとってどうでもいいことである。痴呆議会と言われないよう、まともな議会に変えようじゃないの!ねえ、自民党さん!

(参考)
区議会議長になると、月額報酬1.5倍、交際費年間500万円、黒塗りの運転手つきの専用車、その他様々な恩恵があるらしい。(絶対になれないから興味ないが)


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