2012年04月06日(金) |
PTA役員になってちょうだい! |
世の中、とかく権利だけ主張して義務を果たさない輩が横行している。今日は小学校の入学式が区内の小学校で挙行された。入学式の後の恒例行事が「PTA役員の選任」である。
だいたいの学校が体育館で様々な説明を聞いた後に、クラス毎に集まってPTAの委員を決めるのだが、突然、体育館の保護者の人数が減るのだ。つまりPTAの委員決めの時間になると、多くの保護者が体育館から姿を消すのというのが常態化している。ある学校では、この「逃亡」を防ぐために、体育館の扉を閉めてしまう、という荒技に出るところまででる始末だ。
そのような結果どうなるのか。止む無くボランテイア精神旺盛な方が渋々手をあげてくださる。そして、その多くが創価学会の会員であることはあまり知られていない。
私の住んでいる地区の小学校は8校あるが、そのうち6校のPTA会長は創価学会の会員さんだそうだ。中学校も相当数のPTA会長が学会員である。以前には学会員であるPTA役員が聖教新聞を拡販したり、選挙になると公明党の議員を推挙したりというような行為が散見されたようだが、最近は行われなくなった。したがって学会員であるPTA役員は、通常はそうだとわからないし、神社のお祭り等にも顔を出すようになったので、いまでは特段違和感もない。
また、町会・自治会の役員でも学会員の進出はすごい。ある町会の市民消火隊などは隊長以下ほとんどの隊員が学会員というありさまだ。結果、そうだというだけで、別にそのことで特に問題はないから、文句のつけようもない。
それどころか、先日亡くなった地元の学会幹部のSさんは、地元六郷神社の祭礼では、祭礼の浴衣を着て神酒所に毎日詰め、神輿の巡行をお手伝いして下さった。そして温厚で大変な人格者でもあった。在りし日のお姿が偲ばれる。
またある町会の市民消火隊々長を務める学会員のMさんは、そんなことはおくびにも出さずに、地域活動に尽力しており、一般の町会員の信望もあつい。
どうか、それ以外の保護者の皆さん、そして住民の皆さん、彼らを見習ってPTA役員や町会役員に率先して手をあげようではないか。東日本大震災を例にあげるまでもなく、地域コミュニテイこそが最後の拠り所である。「関係ない」と「損」「得」だけで考えることは、我が国の精神文化にはないはずである。
来年のPTA役員決めは、希望者が多くて「抽選」にする、というような光景が見られるように願ってやまない。
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