いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2012年03月22日(木) おかげさまで手話初級講習会修了!

 本日は、朝からドキドキだった。午後からは区議会予算特別委員会での発言があったが、これについては大した問題ではなかった。何しろ「くち」で発言することは得意中の得意だからだ。

 大問題で、ドキドキなのはその後の会合だった。それは、大田区手話講習会初級の修了式だ。これは、大田区が社会福祉協議会に委託をして実施しているもので、全40回のうち27回以上出席すると修了証が交付され、中級に進むことが出来るのだ。


 私は、ひょんな出会いから、この講習会に申込み、毎週木曜日の18時半から1年間通った。当初は、日本語を手で表わすのだから、それほど難しいものではないだろう、と思って始めた。それが大きな間違いだった。

 手話は、日本語とは「別の言語」を学ぶつもりでないと駄目だと分かったのは、何週間かたってからのことだった。しまった!こんなことなら、始めるのではなかった、と思ったが後のまつりである。

 なぜなら、聴覚障害者である講師の先生やアシスタント、また、講習会の同級生から「議員が手話を習うのは珍しいから頑張って」と、期待(?)半分、「どうせ、選挙が終わったらこないだろう」という思い半分の、いずれにしても私の出欠に注目が集まってしまったのだ。

 そこで、木曜日の「止むを得ない行事」以外はすべてキャンセルして、手話講習会を最優先した。最前列で講師の手話を必死で見ていると、2時間の授業が終わると、ドっと疲れる。たぶん、人生でこんなに集中して授業を聴いたのは初めてかもしれない。

 しかし、先週教えられた手話を、翌週にはすっかり忘れる、という繰り返しには、講師も半ばあきれていたと思う。そして、なんと、本日、手話講習会初級クラスの想い出を2分間、手話で発表する大役が私にまわってきてしまったのだ。

 先週の練習では、アシスタントも「大丈夫かしら」と随分と心配してくれ、手話のうまい同級生が脇から、正しい手話をカンニングさせてくれる、とまで言ってくれた。

 私はと言えば、自宅で妻を相手に、手話発表の練習を密かに繰り返していた。そして今日、本番。聴衆(?)は、聴覚障害者団体の方々、社会福祉協議会の職員、中級、上級修了者、手話通訳など、いずれも手話の達人ばかりである。

 幼稚園児の発表に、大学生や保護者が聴きにきているような状況である。いや〜緊張したな!心臓には毛が生えているつもりだったが、終わってほっとした。

 そして、講師や同級生からは「さすが、本番に強い」と誉められたが、本当にドキドキだったのだ。もう一度初級クラスをやらせて欲しいと懇願したが「留年」はだめだそうで、4月からは中級に「進級」することになってしまった。

 どうか、みなさま木曜日は誘わないでちょうだい!


(お世話になった、I先生)
 


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