ここ数日でとても残念な「一言」を区民の方々からうかがった。私の価値観、私の人生観、我が家族のそれとは大分乖離する「一言」の三連発をお示しする。ただし、その「言葉」の主たる、お三方にはなんら嫌悪感など抱いていないので念のため。
残念な一言その1.
あるボランテイア講座でのこと。この講座では途中の休憩時間に、参加者の誰かがお土産などを買ってきて配るののが、なんとなく恒例化している。そこで、私は航空自衛隊百里基地のお菓子を持参した。休憩時間中に配ると、講師をはじめほとんどの参加者から「おいしい」と、お礼の言葉を頂いた。
ところがである。20代後半だろうか、ある女性受講者の前にお菓子を置くと「いりません!私自衛隊嫌いだから。あんなものはなくなればいい」ときた!えええええええ!!!!びっくりである。あの大震災での活動を見ても、まだこんなシーラカンスのような左翼思想の持ち主がいたのか。
普段なら「ふざけるな表に出ろ!」とやるところだが、あまりの彼女の哀れな言動にあきれて言葉が出なかった事と、お互い受講生という立場があるので「かわいそうにね」とだけ応じた。誠に哀れである。きっと、今まで「つっぱった」人生を歩んできたのだろう。もし私が同じような設定で、朝鮮総連のメンバーからキムチをふるまわれたとしたら「ごちそうさま」と笑顔で応えるだろう。
「ボランンテイア」以前に、まともな社会人としての常識に欠ける残念な一言だった。もっと明るく生きろよ!
残念な一言その2.
長男が南スーダンにPKO要員として派遣されていると、知人は結構知っている。その中の何人かから「息子さんかわいそうに」という言葉をかけられた。ええええええええ!!!!!!!
なぜに???日本が国際社会の一員としての義務を果たすために、また、南スーダンの国家建設の支援のために日の丸と国連徽章をつけて派遣されることは、大変な名誉であっても「かわいそうなこと」等ではない。
例えば、警察官の息子が事件捜査に出かけたり、消防官の息子が火災現場に出かけることに「かわいそう」と言うだろうか。我が長男が、自己の意思で決定した自衛官という公務の当然の任務である。私たち家族は、誇りにこそ思っている。「かわいそう」だとしか考えられない方こそ「かわいそう」である。
と書いていたら息子からメ−ルが来た。
「スーダン暑くて死にそう!45度。最高50度」と。暑さの中で笑顔で張り切っている彼の姿がメールの向こうに見えた。頑張れよ!
残念な一言その3.
ある宴会でのこと。場も盛り上がって、隣りに座っていた顔見知りのご婦人からこう聞かれた。「ところで区議会議員って、普段何しているの?」………
普段行っていること、また議会や委員会の仕組みなどご説明したが、そうだよな、と納得した。確かに私を支持している方であっても、よほど政治に興味がある方でないと、議員の仕事は見えないだろう。
仕事が見えないから「新年会に来た」「カラオケ歌った」「イケメンだ」「美人だ」などという基準で投票行動に走ることになるのだろう。知ろうとしない有権者が悪いのか、もっと知らしめない議員が悪いのか。たぶん、後者だろう。
|