2012年02月07日(火) |
この大臣からは貰いたくなかった予備自衛官招集命令書 |
自衛官は採用される時に「服務の宣誓」で「政治的活動に関与せず」と誓うのだが、予備自衛官の宣誓には、そのような文言がないので、私の激辛日誌に防衛大臣の悪口を書いても「処分」はされないと思う。たぶん…(但し、平成13年以来、階級が昇任しないという意地悪は継続されるのだろうが…)
それにしても、民主党政権の大臣はなぜ、あんなバカしかいないのだろうか。特に防衛大臣はひどいではないか。以下、前防衛大臣と現防衛大臣の素晴らしき発言を満喫願いたい。
一川前防衛大臣の素晴らしき失言集
平成23年9月2日:「私は安全保障の素人だが、それが本当のシビリアンコントロールだ。」(大臣就任挨拶で。)シビリアンコントロールの意味すら知らない!
平成23年9月26日:「虚偽記載的なことを修正しているケースはよくあること。」(小沢一郎元代表の元秘書3人が有罪判決を受けたことについての発言。)恐るべし!そうなんだ。
平成23年10月15日:「防衛省、自衛隊の仕事は前原氏の方が詳しい。」(金沢市での民主党石川県連の会合での発言。)だったら交代しろ!
平成23年11月17日:「小松基地(自衛隊)を抱え、自治体の苦労は分かっているつもり。」(仲井真弘多沖縄県知事と会見した際の発言。仲井知事に「自衛隊基地と米軍基地は全く違う」と批判されている。小松市は一川氏の選挙区。)当然だ!
平成23年11月16:「私はこちら(政治資金パーティー)の方が大事だと思って来た。」(ブータン国王を招いた宮中晩さん会を欠席し民主党参議院議員の資金パーテイーでの発言。)無礼者め!
平成23年12月1日:「正確な中身を詳細には知らない。」 (1995年の沖縄少女暴行事件について問われた時の発言。勉強不足だ、と前原政調会長が批判!)その通り!
田中直紀現防衛大臣のさらに素晴らしい失言集
平成24年1月15日;「PKO参加五原則の一つである武器使用基準と、武器輸出三原則を混同」(NHKの討論番組で、南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊施設部隊の派遣に関連して発言)認識不足!!
平成24年1月23日:「周辺を飛ぶヘリコプターはそんなに多くない。」(米軍普天間飛行場を視察した際の発言。地元住民らをカンカンに怒らせた。)頭悪い!!
平成24年1月24日:「沖縄や石垣島には毎年、家族と来ている。硫黄島にも行った。」(仲井真知事との懇談で発言。伊江島と間違えたと釈明。)硫黄島は東京都だ!自衛隊の部隊もあるぞ!
平成24年2月6日:「議員食堂には薬を飲むための水があった。私は日ごろのクセで、食堂に行ったらただ座るのではなく、コーヒーを頼む精神だった」(1月31日の参院予算委の最中に議員食堂内でコーヒーを飲んでいた問題で、風邪薬を飲むためと釈明。)嗚呼!!
さらに「席を外して時間がかかったことを心からおわび申し上げたい。委員会在席が求められている期間は、国会内ではコーヒーを飲まない決意で臨みたい」
素晴らしい決意の防衛大臣ではないか!!さぞかし、この言葉を聞いて、全国の自衛官の士気も高まったことだろう。
平成24年2月7日:参院予算委員会で、在沖縄米海兵隊のグアム移転に伴う日本側の費用負担に関し、答弁に立ち往生。
そして、本日、この見識高い素晴らしい防衛大臣より「訓練招集命令書」が私に郵送されて来た。「平成24年2月17日から21日まで5日間、航空自衛隊第七航空団に出頭されたい」とある。
航空自衛隊の予備自衛官である私は、年5日間の招集訓練に出頭する義務を負っている。しかし、今年度の出頭は聊か悩んだ。それは、あの国難の東日本大震災にあたり、最後まで予備自衛官の派遣を躊躇してたのは、わが航空自衛隊だったし、派遣されたのは800名の予備自衛官のうち、たかだか40名である。
現職の航空自衛官には「防空」というミッションがある。災害派遣に出す人的余裕はないはずだ。であれば、予備自衛官をもっと活用でうべきであった。無論、予備自衛官が「ケガをしたら」「給与は」「死亡したら」等、問題は山積みだったろう。しかし、だからこそ史上初の予備自衛官派遣で、より多くの派遣を行って問題を見つけるべきだった。
はたして、国民の貴重な税金を使って毎年訓練に参加していても、あれほどの大災害であっても「災害派遣招集」を800名の全航空予備自衛官に発令できない「お役人化」したとも思われる発想の航空自衛隊で訓練をすべきかどうか、継続して予備自衛官として留まるかどうか、大いに悩んだのである。
実際に、航空予備自衛官の訓練招集でいつも一緒だったA君は「招集もされない航空予備自衛官では意味がない」と、陸上自衛隊の予備自衛官に「転官」をしてしまった。
さらに問題を複雑にしたのは、2月19日に愚息が南スーダンPKOに出発するのだが、その壮行会が同日行われる。ところが、その日は、茨城県百里基地において「野外訓練」(と言っても、基地の外に出かける社会科見学のようなもの)が実施される。息子はハイチ、ジプチと3回目の海外派遣だが、ハイチは地震復興、ジプチは米軍基地の中での海賊退治部隊の後方支援だった。今回は、部族間対立と隣国スーダンとの石油利権での武力対立が続く、危険な地域への派遣である。ぜひとも見送りたいと、親バカである。
が、私には「5日間出頭する義務」が課せられている。1日だけ休暇ということもあるが、そうすると本年度内には、もう代替えできる訓練日程がない。1日休めば「訓練未出頭」という汚名がつく。現職自衛官なら「休暇」ですむし、民間や一般の公務員なら「たかだか」1日のことだが、予備自衛官としての「誇り」がネックである。
「辞めるべきか継続すべきか…」悩んだ末最後の決断を促したのは、東京在住の予備自衛官を担当する自衛隊東京地方協力本部のある幹部の一言だった。彼は私にこう言った。
「辞める、辞めないの判断は犬伏さんが決めることです。ただ、後輩として、どうか続けてください、とお願いします。後輩として…」
私は自衛隊生徒18期生。彼は23期生。「同じ釜の飯を食った」時期はないが、自衛隊生徒の先輩後輩の関係は「兄弟以上」なのだ。「弟」にそういわれちゃ、辞めるわけにはいかない。意味があろうがなかろうが、首になるまで続けよう。
しかし、この大臣からは命令書貰いたくなかったな〜
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