2012年01月20日(金) |
なぜ、かくも日本人は間抜けになったのか?間抜け4連発 |
最近大企業の社員の間抜けぶりが目につく。区役所や議会などで「民間感覚」を訴えている身としては「民間のお役所化」が嘆かわしい。先日、いらない本を買い取り業者に出すため整理していたら「怒らない技術」という題名の同じ本が二冊出てきて我ながら驚いた。それほど、本人は「怒らない」よう努力しているのに、怒らざるを得ない状況が多いのだ。
(間抜け1) 事務所を引っ越したところ、ガスついていなかったのでガス工事の依頼を、12月に東京ガスの関連会社(ヤクザと同じでテリトリー制)へ電話を入れた。なんと、電話に出た担当者「忙しいから当分見にいけません」ときた。
間抜けな下請け会社を相手にしても仕方ないので、東京ガス本社に電話して「凍死したらどうする」と、間抜けな対応を指摘すると1時間で見にきた。
年末で忙しいのはわかる。であれば、いつごろなら来れるのか、又は、改めて連絡します、ぐらいのCS対応があってしかるべきである。テリトリー制と東京ガス独裁に守られて「お役所化」した好例である。電話と同様「第二東京ガス」を作るべきである。
(間抜け2) 私はインターネットで物をよく買う。10年ほど前に会社を廃業して、議員報酬も差し押さえられ「超貧乏」だったころ、ポンコツ車をネットで買い替えながら乗っているのを見て、多くの知人から注文が来るようになり、古物の免許を取り、業者用のオークションにも参加するうようになった。
先日、息子の先輩から「高級車の中古」が欲しい、との依頼があり、業者オークションで購入した。詳細には様々なオプションが装着されていると書かれており「キーレス」とも書かれていた。カギ穴にカギをささんくてもいい、あれである。
ところが、購入すると「キーレスがない」と相手側の業者がいいはる。オークション運営業者も「まあ、5000円ぐらいで勘弁して。業界の常識です。」と、不思議な理論を展開するではないか。トヨタに確認すると、キーレスキーの複製には、25000円程度かかるという。
25000円払え、と請求するも両社とも譲らない。何が業界の常識だ。「キーレスあり」と書かれている以上、キーレスの費用は払うべき、という当方の「フツー」の常識は「インチキ」に慣れている車屋さんたちには通じないらしい。
そこで、ヤクザ犬伏。「結構だ。そのおかしな常識を正してあげよう。簡易裁判所に小額訴訟を提訴するから、出ておいで。交通費はそっちもちだよ。来なければこちらの勝訴。来るだけでも三万円はかかる。」と電話し、実際に訴状を書きはじめた。
すると、上場企業でもあるオークション運営会社の担当もあわて、結局全額売主に払わせることになった。当たり前だろう。
(間抜け3) ある会社の営業マンに電話を入れたところ不在だという。では、彼が持参した商品について詳細なパンフレットが欲しいとの伝言を電話に出た女性に頼んだ。
すると、予期せぬ回答が彼女からあったのだ。「その商品は当社のものではなく、関連会社のものなので、電話をおかけ直しください。」はあ???●●さんがすすめてきたのだから、彼に伝言してよ、と再度伝言の依頼をしたところ、さらに驚きの展開が!!!「では、伝言をお預かりしていいかどうか、確認しますのでお待ちください」ときたのだ。
ふざけるな!!!どういう会社だ。上司を出せ!!1時間後に、平身低頭の●●さんがパンフレットを持ってきた。極端な分業制や、人材派遣が招いた弊害であろう。
(間抜け4) 昨日クレジットカード会社から来た電話料金の請求額が、普段の倍以上になっていた。理由が知りたくてNTT料金センターに電話をして唖然!毎度、NTT大田116センター(島根県松江市で受信)の対応にはあきれていたが、相変わらず期待を裏切らないのはある意味立派ですらある。
私;03−5710−●●●●番の11月分の電話料金が異状に高いので明 細を教えて欲しい。
オペレーター(OP):それでは確認のため、電話の設置場所のご住所をど うぞ。お名前をどうぞ。生年月日をどうぞ。
それぞれ質問に答えた後、いつものNTTらしく期待通りの素晴らしい回答が戻ってきたのだ。
OP:本日はコンピューターの都合でお調べできませんので、明日以降あら ためておかけなしください。
私:あなたがデパートから品物を買って問い合わせをしたとしよう。散々個人情報を確認されて、あげくにコンピューターの故障だから明日電話しろと言われたらどうよ。
OP:いやだと思います。
私:だろう。いかにNTTの下請けのコールセンターでも、人にされていや なことはしちゃだめだ。明日、そちらから電話をください。
職務に忠実な彼女は「お待ちください」と電話を保留にして待たすこと12分。
OP:それでは、明日私ではありませんが、お電話をいたします。
ふう〜NTTは、文句を言う人にだけ折り返し電話をするお役所ののだ。ちなみに、料金センターの場所は、新潟だそうだ。人件費の安い場所にコールセンターを作るのはいいが、くれぐれも人材育成費はけちらないように。
我が国が、ことさら左様に「無責任」国民だらけになったのは、日教組が推進した「あなたらしければいい」という「我がまま教育」の成果である、と言ったら言い過ぎだろうか。
公立学校では、多くの「間抜け」教員を見つけることが出来るのもその証左ではなか。無論、日教組のメンバーではない「間抜け教員」も沢山するが…
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