いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年08月26日(金) 親善訪問調査団?決定@大田区議会

 平成11年の初当選以来、区議会議員の親善訪問、海外視察を公費(税金)で行く事に反対していた。区議会議員が見聞を深めることを否定するつもりはないが、では、なぜ海外視察は必ずヨーロッパなのか理解できない。

 アジアの諸国、南米、アフリカには海外視察では出かけたことはない。区民からは「税金を使った海外旅行」との批判もある。例えば、エッフェル搭観光と書くべきは「パリ市内視察」となる。

 さらに、過去には、この海外視察報告書をインターネットから盗用した事実も発覚している。見聞を広める必要があれば自費や政務調査費で出かえればいいと思う。23区で海外視察をいまだに公費で実施しているのは大田区を含め3区にすぎない。(東京都議会はもっと豪華版!!)

 さて、このような批判のなか、海外視察には自民党と民主党以外の議員は参加をひかえていた。ところが、今回、「海外視察」から名称を「海外親善訪問調査」と変更したことにより、新たに公明党の参加が決まった。

 我々議員は、このような名前を変えても実態は一緒という、お役人の詭弁を監視することが仕事のはずだが、はたして、何が変わったのだろうか。

 ただ、私が「支払い方法がおかしい」と指摘していた旅行費用の支払いの仕組みは改善された。

以前:実際の支払額には関係なく、議員個人に一括旅費として税金から支給→議員が私費会計として旅行会社と契約支払い(実際にいくら支払ったかは非公開。領収書も非公開)

最近:議会事務局が旅行社から見積もり合わせ。視察団において、旅行社を選定し、大田区と委託契約。(契約額、行程などは公文書として開示請求可)

 さて、本日、本年度の海外視察、いえ、海外親善訪問調査団の団員が発表された。今年初当選された新人議員が7名(*印)入っている。海外親善訪問調査から帰国後、ぜひとも初体験の感想を伺ってみたいものだ。

米国セーラム市親善訪問調査H23.11.5〜11(一人約40万円)
自民:田中、高瀬、押見、*長野
公明:松本、*広川、*秋成
民主:森

北京市、大連市親善友好調査H23.10.16〜22(一人約40万円)
自民:水井、伊藤、*海老澤、*伊佐治
公明:岡元、勝亦
民主:*岡
みんな:*柳瀬

その他都市(欧州ブレーメン)親善訪問調査
H23.12.12〜20(一人約80万円)
自民:松原(秀)、安藤、大森、松原(茂)、塩野目、*深川
公明:飯田、冨田
民主:黒川

(敬称略)


 < 過去  INDEX  未来 >


いぬぶし秀一 [MAIL] [HOMEPAGE]
 
↑今日の日記は気に入りましたか?
My追加