2011年06月13日(月) |
放射能は、これ以上計測しません!大田区お役人一同 |
今日は、区議会都市・環境委員会である。今回は新規に付託された陳情が18件もあるため、通常10時から開催される委員会が、9時開始となった。
まずは今定例会に上程された議案の審査である。なんだかんだ、と質問をしても結局は「与党会派(自民・公明・民主)」の賛成多数で可決される、というい構図なのでお役人には緊張感はない。
また、与党会派は事前に「勉強会」と称して、お役人に説明を受けているので、ほとんど発言をしないのが常である。今日も与党からの発言はなかった。
さて、本日の陳情の関心事は「放射能測定」である。4件の陳情が出されたが趣旨は似通っている。
放射能測定器を大田区で購入して欲しい。 学校や、保育園での放射能測定を行って、その結果を発表して欲しい。
など、区民や保護者としての切実な願いが込められている。ところが、お役人ときたら、所管は違うが「国、都の動向を見極めたい」だの、「3ケ所区内で測定するからいいだろう」だの、「やらない理由」のオンパレードである。
ここでも自民党、公明党の委員はだんまり。(民主は欠席)質問しているのは生活者ネットワークの奈須委員、私、共産党の藤原委員の3名だけである。あまりの当事者意識の欠落に激怒して以下のように怒鳴った。
今は非常時だ!あなたたち役人の「言い訳」や「先送り」は、平時なら我慢する。非常時には、言い訳は無用だ。私は被災地に3回入って支援活動をしてきた。被災地で懸命に働く公務員や自衛官に「いい訳」はなかった。みな、なんとかして被災地を助けよう、と出来ないことでも必死にやっていた。同じ公務員として「言い訳ばかり」恥ずかしいと思わないのか!
いますべきは、大田区民の不安を払拭することだ。国がやらなくても、都がやらなくても、23区中22区がやらなくても、大田区だけはやってくれた!なぜ、そういう自治体になれないのだ。言い訳すんじゃない!
自民、公明の与党の議員さんにもお願いだ。いま大田区議会は試されている。いままでのように「お役人がやらない」と言っているから「とりあえず継続審査にしよう」と、問題を先送りして「お役人の防波堤」になるのか、区民の側につくのかだ。
どうか、区民の代弁者としての議会に、議員になろうではないか。くれぐれも、この問題を「継続審査」などという無責任な結論にしないよう。
現在の委員会構成は、自民党2名、公明党2名、民主党1名(以上、与党会派)みんなの党、生活者ネットワーク、私、共産党各1名で4名。自民、公明はまず間違いなく「大切な問題だから継続して審査しよう」という、いつもの先送りになることは間違いない。
残る与党の民主党も、まったく自民党と同じ行動パターンで3期過ごしてきた山崎勝弘幹事長が「お役人を守るため」継続審査を主張するだろう。いったい、議員とは誰のために議会にいるんだ!
与党の新人議員諸君!自問自答しておくれ。区民の心配に暢気に「継続審査」で先送りをするほど問題は、軽微ではないのだ。
嗚呼、大田区議会よ、痴呆議会に成り下がるな!!!
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