いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年06月09日(木) 隠蔽体質なのか!大田区教育委員会by放射能測定

 23区中、いや日本全国1800弱の基礎的自治体の中で、群を抜いて閉鎖的で隠蔽体質を誇るのではないかと思える大田区教育委員会の実態については再三書いているので、マトモな読者諸氏には「その実態」がおわかりいただいていると思う。

 極めつけは、中学校三年生の五段階評価で、各段階(5から1まで)においてどれくらいの生徒がいたのか、という「標準評定割合学校別一覧」という資料がある。大田区では、一番取れない学校は1%も「5」が取れない反面、優秀な学校は「5」をとる生徒が20%以上いる。これが「公平な公教育なのか」と、この実態の公開を私は常々迫っていた。

 東京都教育庁は各区ごとの一覧表を開示していたので、希望者には大田区の学校別一覧をお配りしていた。ところが、これを危惧した大田区教育委員会はなんと、なんと、凄い愚行に出たのだ。学校別の成績がバレないように、東京都教育委員会に対し、中学校名を伏して報告したのだ。

 東京都に所在する62区市町村で、このような「あきれた行為」に出たのは、わが大田区教育委員会だけである。平成21年度の学校名入り評価一覧、学校名を消した平成22年度一覧は、いつでも差し上げるのでご連絡をいただきたい。近日中に、新聞折込もするつもりだ。

 さて、このような、「教育委員会は正しくて、区民は愚か」、という愚民行政を実践しているように思える大田区教育委員会の次なる「隠蔽」は放射能である。

 大田区の保護者と、マトモな区議会議員5名が、大田区の公園、学校、保育園等の空気中、土壌、プールの水の分析をしようと先週から活動を始めた。

 ところがである。なんと、大田区教育委員会と、大田区こども家庭部は「たとえ区議会議員であっても、土壌、水などを採取させないように」との通達を、区立学校、区立保育園に出したのだ。

 そこで、大田区教育委員会指導課長にうかがった。

私:大田区議会議員は年収1000万円以上を区民の税金から頂いている。区民の不安を解消する義務がある。そこで、議員が区立学校に出向いて「区政調査」の目的で、土壌、水などを採取することを禁じる法的根拠はなにか?

課長:議員個人には「調査権」はない。議会としての調査ならいたしかたないが。いたずらに数値が一人歩きするのが困る。

私:調査権のことは知っている。区民、保護者が心配しているから「大丈夫」というのが教育委員会の使命だろう。何故、くさい物は見ない、という。いつもの原則を貫くのか?

課長:区内3ケ所での測定を東工大に委託する。これでいいだろう。

私:あなたとは哲学が違うようだ。勝手に採取するから110番通報すればいい。「大田区の特別職の公務員である区議会議員が、校庭の砂100グラムを強奪しました」と。是非、裁判で争いたい!じゃあね!

 区議会議員が区民の不安を解消するため、調査することは当然である。すでに何校もの試料は採取済みである。今後、しかるべき公的試験機関で測定して公開するのでお待ちいただきたい。なお、この測定調査に参加している区議会議員は以下のとおりである。

 役人の言い分だけを信じている「素直な」区議会議員は参加していない!

生活者ネットワーク:奈須りえ、北沢潤子、みんなの党:沼田秀弘、柳瀬吉助、たちあがれ日本:犬伏秀一


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