いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年04月12日(火) 善意の後始末??

 今回の震災では様々な形で被災地支援のボランテイア活動に関わらせていただいた。その中から地域の底力の素晴らしさを知り、多くの匿名の人々の善意にも触れた。

 反面「自分はいいことをしている」という「自己満足型」のボランテイアの存在も目にした。無論「無関心」の方々より余程ましなのだが、日本中が「自己満足型」になると、これまた別の問題が起きてしまう。

 被災地の避難所では、倉庫を埋め尽くす「古着」と「振毛布」を見ることができる。この処理(処分)費用は、受け入れた自治体の負担である。また、ひとつの箱には「同一の品」という阪神淡路大震災で学んだ「救援物資送付の基本」を無視した支援物資の山には、これを仕分けする大量のマンパワーが必要だった。


 そして、仕分けの結果、残念ながら多くの物資が「不要物」として、これまた「費用をかけて」廃棄処分されることになった。

 震災から1ケ月が経過して誰でも被災地に入れるようになった。志高いボランテイアの方々が多く現地で活動を始めた。大田区からも14日にボランテイアの第一陣が東松島市に出発する。

 その募集パンフレットには、ボランテイアの心構えとして次のような言葉がのっていた。

「自分が何をしたいか」ではなく「何が必要とされているか」と考えて欲しい。と。

 今、被災地で何が必要だろうか。家、仕事。日本中の応援と善意で日本を復活させよう!


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