いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2011年04月10日(日) 今日は選挙に行こうぜ!

 今日は統一地方選挙前半戦の投票日である。都道府県知事、道府県議員、政令市の市長、市議選挙などが行われる。しかしながら、毎度の事ながら、国政選挙にくれべて、地方選挙の投票率は低いのが現状である。

 地方分権論が高まり、中央集権からの脱皮が声だかに議論されているわりには、有権者の関心は低い。特に日頃、県政、市政と関わりのない勤労層の投票率が低いのではないだろうか。若年層の投票率低下も問題だ。

 選挙に勝たなければタダの人になる候補者たちは「票田」に群がる。結果として、各種団体、町会、商店会、老人会などに候補者が集まり、若年層や勤労世帯とは、ますます政治が離れ、投票率もこの層では低くなるというスパイラルが止まらない。

 投票率の低さ、政治的成熟度の低さを嘆いても始まらない。このスパイラルを止める唯一の方法は「有権者の一揆」である。いままで「やったふりの議会」を開き、首長と「八百長政治」を行ってきた日本中の地方議会や議員に「ノー」の行動を起こすことだ。

 よく候補者の話を聞いて欲しい。ブログがあれば、それも読んで欲しい。議会の議事録が公開されていれば、ぜひ何を発言して来たのか見て欲しい。様々な資料に接すれば、おのずから結論が出るだろう。「間違って当選させてしまった候補」と「当選させるべき候補」が。

 代表質問や一般質問で「本件について執行部のお考えをうかがう」等と質問している輩がいたら絶対に投票してはだめだ。自らの政策提案もしないで、役人の考えを聞く。こいつは「役人の手先」以外の何者でもない。そして、このような使いやすい議員に役人は「センセイご指摘の件につきましては、今後の検討課題とさせて頂きたい」などと、やる気もないクセに煽てる。やったふり議員の定型的質問類型である。

 一番良くないのは「誰がやっても変わらない」という有権者である。日本国憲法は、普通選挙権を定めている。したがって、投票しないという行為は、憲法違反である。「誰に投票していいかわからない」ということも、認められない。選ばなければならないのだ。

 我々は、一昨年「政権交代」という大きな失敗を有権者として行ってしまった。「誰がやっても変わらない」と思っていた国政を、バカが司ると「これほどにも変わる」ことを実体験したし、現在もそのことを多くの国民が痛感し反省していることだろう。

 今日は、その憲法違反者が続出する投票日である。どうか、兎に角投票所に出かけて欲しい。そして、投票して欲しい。わからなかったら「白票」でも止むを得ない。棄権よりよほどましだ。

 棄権は危険。この国を変える貴重な1票を無駄にしないで!お願いだから!


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