2011年03月31日(木) |
大田区立学校の困ったチャン、2連発 |
先日は震災後の困ったチャンを書いたが、今日は、最近見聞きした大田区立小中学校の困ったチャンをご紹介しよう・
学校困ったチャン1号:
ある区立小学校PTAで「会計さんがPTA会費を200万円使い込んだ」とのウワサが広まった。ちょうど、次期のPTA役員を選ばなければいけない時期でもあり、何人かの保護者から疑惑の声が学校長やPTA会長にあげられた。
来年度のPTA会計を引き受けられた方は、この疑惑を大変心配され、PTA会長に「PTA会員のみなさまに会計の使い込みとその経過、結果を報告し、みなさまに納得、ご安心いただいたうえで活動できるようにして欲しい」と、極めてまっとうな依頼をした。
会長も「申し訳ありません。会計のことは公表します」と答えたそうだが、しばらくすると豹変。学校長に直訴すると「PTAのことはノータッチ」と逃げてしまう。決算書に監査印を押す会計監査の役員は捺印を拒むと、学校長から「こどものため」と懇願され止む無く捺印をしたという。
「正しい会計帳簿を引き継ぎたい」と、当たり前のことを申し出た新会計さんは「一人で騒いでいる迷惑な人」とPTA会長や校長から思われているそうだ。
さっそく、当該校の校長に事実確認の電話を入れた。迷惑そうに電話に出た校長は、PTA会計についてと言った途端に「それは答えられない。PTA会長に聞いてくれ。いま来客中だから」と慌てて電話を切った。同じ事を大田区教育委員会統括指導主事に電話して確認した。
指導主事:その話は解決済みと聞いている。
私:解決済みということは、使い込みを弁済したということか。
指導主事:そうだ、と答えると「使い込み」を認めたことになる。
私:詳細を報告できるか。相変わらずの隠蔽体質、大田区教委としないよう。
指導主事:検討する。
以前は、別の区立小学校で卒業対策費(アルバムや謝恩会の積み立て)を100万円近く使い込みをした保護者(母親)が発覚。夫のPTA会長が全額弁済する、という事件もあった。夫は任期を残して会長を辞任。
とかく学校は「メンツ」を重んじ「子供たちのため」という理由で公表や処分をひかえる。しかし、規則を学ぶべき学校で不正があったら、適切に粛々と対処し、事実を公表することが求められよう。PTAは「親と教員の会」であるはずだ。それを、学校は知らぬ存ぜずを決め込む学校長、教委も情けない。 再発防止策を策定し「人のせいに」しない対応がそれぞれに求められよう。
学校困ったチャン2号:
3月18日に行われた区立某中学校の卒業式の最後のフィナーレで事件は起きた。校歌斉唱の前の正に式のクライマックスの時だ。ご自身のご子息が卒業するPTA副会長のお母さんが突然、事務職員から呼び出された。「生活指導の○先生が呼んでいる」と。
会場の体育館を出ると生活指導主任の○教諭が一人で待っていた。彼によれば日ごろヤンチャで困っているA君が突然登校したという。A君は3年生。いささか粗暴な言動で学校をてこずらせていたが、卒業式に出ようと登校したのだという。ところが卒業式が乱れるのを懸念した○先生は、日頃A君に優しく接していたPTA副会長に「式の会場に入らないよう」懐柔を頼んだのだ。唖然である。
突然のことで、その役を引き受けたこのお母さん、結局、息子さんの卒業式の最期を見れず、また校庭で行われた歓送式にも参加できなかったそうだ。
さて、このことを聞いた私は怒り心頭。教育委員会に事実確認を依頼したところ、驚くべき回答があった。
指導主事:PTA副会長さんにお願いしたところ「ご快諾」を頂いた、と学校から報告があった。
私:学校や教員が教育を放棄して、保護者に助けを求め、それも我が子の卒業式に参列している保護者にだ。それが適切だと思うのか。思うとしたら、あなたの社会性を疑う。あなたも、教員として長く学校にしかいなかったので、一般社会の常識とかけ離れたのではないか。でれではダメだ。
指導主事:適切だと判断している。
ふざけるな!当該校の校長に電話すると「ああだ、こうだ」と、言い訳のオンパレード。学校に出向いて生活指導主任の○教諭同席のもと事情を聞き、判断ミスであると諭した。
当初は「適切」だと強弁だった校長も、PTA副会長のお母さんが、あれ以来ふさぎこんでいる事情を私から聞き、最期は「不適切で配慮に欠ける判断」だった、と不手際を認めた。
この他、長年の不倫相手に1100万円の損害賠償を求められ東京地裁に提訴され係争中の元PTA会長の区議さん等、区立学校には「困ったチャン」がまだまだ散見される。しかし、それは、多くのマトモな教員、PTAの中の特殊な事例であることも付記しておきたい。くれぐれもPTAや学校が「すべて、そうだ」という一般論で語らないで頂きたい。
とかく「隠す」「穏便にすます」体質の学校や教育委員会に対し、保護者やPTAも人質(子供)を取られている関係で、その体質を容認せざるを得ないところに、問題が根治できない要因があろう。
適切な情報公開と厳正な処分、対応が学校にも求められる。そのことが、真面目に子供たちのために教務に取り組む多くの教員、PTA活動を真剣に行って学校と協調している大多数のPTA役員、委員の皆さんのためでもある。
教員から、指導主事という「お役人」に成ったセンセイ方にも、そのことに気づいて欲しいのだ。どうか、教育委員会定例会で「いぬぶしを悪者」にして議論して頂きたい。大田区の子供たちのために!
****蒲田・大森駅前に怪しい募金集団あらわる****
最近、蒲田駅・大森駅前に「いかにも怪しげな雰囲気」の集団が「地震義援金」を募っている。踊ったり奇声をあげたり、一種独特な雰囲気があるので常人はすぐ「怪しい」とわかるが、どうか善意が詐取されないよう気をつけていただきたい。寄付は区役所を通じ日赤または、信頼出来る団体へ。
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