いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2010年08月28日(土) 楽しい、楽しい、大学院ゼミ合宿@鬼怒川

 今日、明日と「遅い夏休み」を頂戴して、鬼怒川温泉に出かけた。決して温泉保養に出かけた訳ではない。放送大学大学院のゼミ合宿に参加したのだ。

 1年先輩の幹事さんが組んだ日程によれば、午前10時までに宿舎に集合し、午前中は2年生の「修士論文の経過発表」昼食をはさんで午後は、われわれの「研究レポート1」と、修士論文の方向性の発表だ。

 私の修士論文のテーマは「基礎的自治体における意思決定過程における議会の現状と課題についての研究」である。地方議会についての先行研究、論文は多いが、ほとんどが「外から見た議会」である。また、学者が制度としての地方議会を論じているものだが多いと思う。

 それを、中から、つまり「インサイダー」で問題点をあぶりだしたい、との想いで設定したテーマであるが、4月以来のゼミでの、先輩の苦悩ぶりをみるにつけ、もっとテーマの絞込みをすべきではないか、と揺れている。

 指導教官である天川晃教授(元横浜国立大学教授)からは、「テーマは狭く」「研究に作法あり、論文に形あり」と、個人的主張の色彩から脱せられない感のある私の発表に「まだ、よくわからない」と酷評された。

 今回の出席者は21名。指導教官、横浜国大の講師、1期生で新潟県立大学講師をはじめ、OB7名、2年3名、1年7名、学部1名という構成だ。勿論、学部生を含め全員が社会人学生である。

 わが同期の9期生には、村の助役、市役所の部長、県庁職員、東京都の部長などお役人が多い。また、昨年修了されたOBのお一人は町長だったそうだ。
立場はそれぞれ違うが、地方自治の現場で培った知識を切磋琢磨できるゼミは、実に楽しく有意義な時間だ。

 厳しくも楽しいゼミが終わり懇親会がはじまった。当然私の「大嫌い」なカラオケがあるものと覚悟して、わざわざ「天川ゼミ数え歌」なる曲を作詞して望んだのだが、宴会場にはカラオケの装置はなく、最後まで話と議論で盛り上がって、カラオケの「カ」に字も出なかった。せっかく、あきらめて作詞までしたのに‥

 なお、今回の宿舎は、なんと「公立学校教職員組合保養所」である。日教組のメンバーもウヨウヨいるであろう敵陣だ。露天風呂では、わざと同期生の教育委員会幹部に「教員以前に社会人としておかしなヤツを採用しないでくれ!」と、大声で頼んだ。きっと、隣の彼も、アイツも「教員」に違いない!
と、思いつつ‥

 おっと、また飲みすぎちまった!!!!!

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