いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2010年08月03日(火) チャレンジャー湯本良太郎区議、自民党会派離脱

 東京4区(大田区)での中西一善元衆議院議員の辞職、再立候補にいたる過程で自民党区議会議員が3つの派閥(当初は二つ)に分かれたことは何度か書いた。以下、そのメンバー表である。

 通称:河津派
 河津章夫、海老沢信吉、松原秀典、*安藤充、岸田哲治、大森昭彦、松原茂登樹、*鈴木康文、押見隆太

*印2名は、途中から河津派を離脱して永井派へ。

 通称:永井派
 永井敬臣、田中一吉、水井達興、高瀬三徳、伊藤和弘、塩野目正樹、鈴木隆之、湯本良太郎

 一人会派自民党
 近藤忠夫

 河津派と永井派は、一昨年自民党会派を分離し「相手の声も聞きたくない」とばかり、区議会控え室に250万円の税金を使って「立派は壁」を作り二つの部屋に分かれた。

 ところが、参議院選挙があるからか、議長選挙(最大会派から選出する慣例)があるからか、突如今年5月に同じ会派として届け出た。ところが、書類上は「一緒」になっても、いまだ「250万円の壁」はそのままで、派閥ごとに二つの控え室に収まっている。今度壁を壊す時は、税金を使わずに、両派にいる議員の親族の建築会社2社の共同企業体で「社会貢献事業(CSR)」として、どうか無償でお願いしたいものである。敵は身内ではない、民主党でござるぞ!各々方注意めされ!

 さて、せっかく一緒になった自民党から一昨日一人離党者が出た。それは湯本良太郎氏である。あまりにも迷走する大田区政をなんとかしようと、次期区長選挙に打って出るというのだ。

 多くの大田区職員、そして良識ある区議議員は「松原区政」に大きな憂いを抱いている。はたして、この若者が現職という大きな壁に挑み勝つことが出来るのか。これからの9ケ月にかかっている。

 松原現区長の頼みの綱は、4万とも5万票とも言われる公明党支持層である。前回は、一部小松候補(前助役)に流れたとの情報もあるが、投票率が5割をきる区長選挙では、この票の有無が勝負を決めるといっても過言ではない。

 以下の前回選挙の票を見ても、そのことは一目瞭然である。ある有力幹部職員をはずせば、次回も応援する、という申し出があった、などという真偽不明の怪しい話も聞こえてくる。

 また、永井敬臣前区議会議長も「みんなの党に行こうぜ!」などと周囲を煙にまきながら機会をうかがっている模様だ。

 さあ、国政よりも最も身近な区長選挙。本質を見極めた選択を9ケ月後にはお願いしたいものである。

松原(現区長):    85,472票
宇佐美(元衆議院議員):76,463票
小松(元助役):    30,414票
佐伯(共産党):    20,415票
内田(元ネット区議): 19,194票

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