2010年02月10日(水) |
田舎役場の慌てぶり!!by大田区公金横領事件 |
一昨日、千束特別出張所の係長の公金横領事件につき、この日記に書いた。大田区の管理職からは「ひどい」とか「消して欲しい」との電話が相次いだ。冗談じゃないぜ!区議会議員の発言を止めるのか!と、激怒した。
それだけでは収まらないので、マスコミ各社に、事実をFAXで送信して、取材を依頼した。
さすがマスコミである。大田区の役人が「警察から公表を控えてくれ」といわれたから、公表しなかった、との裏を取りに所轄、田園調布警察署に記者が走った。
その結果、警察はそのような要請を、大田区役所にしていないことが判明してしまった。そして、本日の朝刊各紙に掲載されることが決まった。
そこで、困った大田区執行部は、言い訳のため、昨日深夜に区議会議員全員に以下のようなメールを送信した。しかし、可笑しいのは、昨年11月に発覚した事件を、昨日の夜20時23分に「緊急に議員各位にお知らせ」する必然性は何か???マスコミ報道前に「公表した」とのアリバイ工作しかないだろう。哀れなお役人の性である。ご愁傷様!!!
大田区議会議員各位 このたび、公金にかかる収納事務において、区民の皆様から納付していただいた現金を、大田区千束特別出張所住民サービス担当係長が着服するという、決してあってはならない公金横領の不正が発覚いたしました。 本件は、窓口において上記支払いを行い領収書も受領していた区民の方のもとに、区からの督促状が届き、不審に思われた区民の方からお申出があったことにより発覚に至ったものです。 現在部で確認している横領額については、平成21年10月19日から11月30日にかけて5名の区民の方から納付いただいた国民健康保険料2件及び住民税4件、総額31万2950円となっております。 判明している横領金額は、本人が全額返済しましたが、当該職員につきましては、平成22年1月20日付けで懲戒免職処分といたしました。 本件につきましては、警察からの協力要請があり、公表を控えてまいりました。このような不祥事を未然に防止できなかった責任を重く受け止め、深くお詫び申し上げます。 二度とこのような不祥事を起こすことのないよう、原因を徹底的に究明し、再発防止策を早急に策定・実施し、区政の信頼回復に努めてまいります。 【大田区地域振興部長】 ※このメールは、緊急に議員各位にお知らせする必要があったため、通常、新型インフルエンザ関係のお知らせで使用している、危機管理担当課の端末より配信させていただいております。ご了承ください。 問い合わせ先 地域域振興部地域振興課長
笑い話である。昨日まで「警察の要請により公表しない」と強気だった、お役人が新聞に掲載されると知った途端に公表する、というバカな話である。そして、このような「いい訳公務員」を、皆さんの税金で雇用している現実を直視して欲しい。
詳細は、本日の朝刊各紙をご覧いただきたい。そして、大慌てで、大田区のホームページにもアップされるはずである。
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